ミャンマー:僧侶デモ「軍事政権打倒を」市民に呼び掛け

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070922-00000104-mai-int
毎日新聞の方が長いのでそっちの方を
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20070923k0000m030099000c.html

ミャンマー軍事政権に抗議する僧侶の団体=AP

デモが起きたミャンマー各地の位置

 【バンコク藤田悟】ミャンマー軍事政権に抗議する僧侶の団体「全ビルマ僧侶連盟」は22日、軍事政権を追放するため「市民の結集」を呼びかける声明を発表した。18日から続く僧侶のデモを主導しているとみられる同連盟が軍事政権打倒を公言し、一般市民に参加を呼びかけたのは初めて。軍事政権に対する抗議行動はさらにエスカレートする可能性が高まってきた。

 声明はミャンマー関連ニュースのウェブサイトを通じて発表され、「人々が置かれている現在の危機的状況は、国民を弾圧する邪悪な軍事政権によってもたらされた」と軍事政権を厳しく批判している。その上で、「邪悪な政権をビルマミャンマー)の地から永遠に追放するため、人々と聖職者が手を取り合う必要がある」と唱えている。

 具体的行動として声明は23日午後8時(日本時間同10時半)から各家庭や僧院の表に出て、15分間の祈りで軍事政権への抗議の意を表明するよう市民に呼びかけている。

 在バンコクミャンマー民主化団体によると、「全ビルマ僧侶連盟」は先月中旬から物価高騰に抗議するデモが起きたのを受けて、民主化を目指す若手僧侶を中心に結成された。仏教徒が国民の9割を占めるミャンマーでは僧侶は国民から敬意を払われる存在で社会的影響力も強い。88年に大規模デモが起き、軍の発砲で1000人以上の死者が出た民主化運動も学生や公務員とともに僧侶が中心となった。

 今回の僧侶によるデモは22日も旧首都ヤンゴンなどで繰り広げられ、本格的な抗議行動は連続5日となった。中部のマンダレーでは1万人近い僧侶が参加した。

 AFP通信によると、ヤンゴンでは約1000人のデモ隊が軟禁中の民主化運動指導者アウンサンスーチーさんの自宅前の道路を通過した。目撃者によると、スーチーさんは僧侶たちにあいさつするため門の前まで姿を見せ、涙を流していたという。スーチーさん宅前の道路は普段バリケードで封鎖されているが、治安当局はデモ隊の通過を容認したという

 自宅軟禁・拘束が通算12年を超えるスーチーさんは月1回の医師の訪問以外は基本的に外部との接触を禁止され、昨年11月のガンバリ国連事務次長(政治局長)の訪問以来、面会者はいない。

毎日新聞 2007年9月22日 22時16分 (最終更新時間 9月23日 1時09分)

しかし15分間の抗議の祈りっていまいち具体的要求になってない気がしますが。