ベトナム書記長が16日に訪朝 半世紀ぶり
http://www.asahi.com/international/update/1016/TKY200710150339.html
ベトナム共産党のノン・ドク・マイン書記長が16日から18日まで北朝鮮を公式訪問し、金正日(キム・ジョンイル)総書記らと会談することが決まった。ベトナム政府筋が15日明らかにした。同党トップの訪朝は前身のベトナム労働党時代の1957年以来、半世紀ぶりとなる。
訪朝は金総書記の招待で実現した。AFP通信などによると、両国は友好関係にあるが、貿易関係はほとんどないため、経済協力などが主要議題となる見通し。外交筋によると、北朝鮮の核問題が前進の兆しを見せる中、ベトナムにとっては北朝鮮市場の開拓に影響力を確立する狙いがあるという。
10日に朝日新聞と単独会見したベトナムのグエン・ミン・チェット国家主席(大統領)は、マイン書記長の訪朝時に日本の拉致問題を取り上げる考えを明らかにした。
まぁ北朝鮮市場というのがどの程度魅力があるのか分かりませんが、10日の単独会見というのはこれ↓ですね。
■「EPA早期締結を」 ベトナム国家主席が会見
http://www.asahi.com/international/update/1010/TKY200710100364.html
ベトナムのグエン・ミン・チェット国家主席(大統領)は10日、ハノイの大統領府で朝日新聞記者と会見した。11月の日本訪問では、福田首相との首脳会談などで経済連携協定(EPA)の早期締結やインフラ整備への協力を求めることを明らかにした。ベトナムの主席が日本のメディアとの会見に応じるのは初めて。
EPA交渉は当初、年内の合意をめざしたが、ベトナムの関税率の引き下げや日本の農業分野の開放などをめぐり長引いている。チェット主席は「両国が真剣に交渉すれば解決策は見つかる。早く署名し、発効することが望ましい」と語った。さらにハノイ―ホーチミン市間で計画中の高速鉄道や道路建設計画など国家的事業への日本の全面協力に期待を示した。
ベトナム共産党のノン・ドク・マイン書記長が来月、北朝鮮を訪れる予定。チェット主席は「ベトナムは北朝鮮に対する懸念を日本政府と共有しており、日朝の関係改善を希望する」と話し、書記長が核・拉致問題などを取り上げる見通しを示した。
EPAの交渉は難航してるようですが、日本の全面協力に期待を示して日本側はどうなんですかね。北朝鮮寄りになられるよりは、とりあえず核・拉致問題の明言は実行していただきたいもので、ちょっとベトナム注目ですかね。