トルコニュース三つ行きます(選挙、PKK、株)。

大統領直接選挙制、承認へ トルコ国民投票
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071022-00000045-san-int

 トルコで21日、有権者による大統領の直接選挙制を導入する憲法部分改正の是非を問う国民投票が実施された。親イスラム系の与党、公正発展党(AKP)の改正案が賛成多数で承認される見通し。

 改正案は、
(1)国会が大統領を選出する現行制度を国民による直接選挙に改める
(2)大統領の任期を7年1期から任期5年に縮め、1回の再選を認める
(3)国会議員の任期を現行の5年から4年に短縮する
−などが柱。(イスタンブール 村上大介

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前から言われてましたが、決定かと思ったらまだですね。結果が違ったらまた取り上げます。
クルド人武装組織とトルコ軍衝突 米国はトルコに自制要請
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200710220001.html

2007.10.22
Web posted at: 10:02 JST

  • CNN/AP

イラク・イラン国境に近いトルコ南東部で21日、クルド人反政府武装組織「クルド労働者党」(PKK)のメンバーがトルコ軍を待ち伏せ攻撃し、少なくともトルコ兵17人が死亡、16人が負傷した。ギョニュル国防相が明らかにした。米国はトルコに対し、PKKの拠点とされるイラク北部への越境攻撃を自制するよう求めた

事件ではトルコ兵10人が行方不明になっている。ギョニュル国防相は、10人がPKKに拉致されたとの一部報道を否定した。また、トルコ政府のウェブサイトによると、トルコ軍の反撃でPKK側の32人が死亡した。

主要都市イスタンブールなどでは、トルコ軍が攻撃を受けたことを受けて市民の反発が高まり、抗議デモが開催された。ギュル大統領は軍関係者と政界指導者らを招集して緊急会議を開き、「テロ組織との戦いを断固継続する。われわれはイラクの国境を尊重するものの、テロリストの潜伏をほう助する者は容認しない」との声明を発表した。

PKKとトルコ軍の衝突がイラクに越境する可能性が懸念されているなか、イラクはPKK幹部がイラクの主権が及ばないトルコ国境沿いの山地に潜伏している可能性を指摘し、トルコの主張に反論している。

イラク北部のPKKとトルコ軍による国境をはさんだ砲撃は、21日も続いた。先週トルコ議会がPKK掃討を目的とするイラク越境攻撃を承認したことを受け、イラク指導者はトルコ地上軍がイラク北部への攻勢を強めるのではないかと恐れている。

ギョニュル国防相ウクライナの首都キエフでゲーツ米国防長官と会談し、近く越境攻撃を実施する可能性を否定したものの、イラク北部に派兵する可能性を排除しない姿勢を示した。ゲーツ長官は、「大規模な越境攻撃を実施した場合、トルコの国益のみならず、イラクと米国の国益にも反することになる」と語り、トルコに慎重な対応を呼びかけた。

クルド人であるイラクのタラバニ大統領は、同国北部に事実上の自治区を形成しているクルド人指導者らとアルビルで、緊張が高まりつつあるトルコとの関係について協議した。タラバニ大統領は、PKKに武力闘争を中止するよう求め、外交による問題解決を図るようあらためて強調。また、トルコ軍が拘束できないPKK指導者らを、イラク軍が捜索することは不可能だとコメントした。

クルド人自治州はイラクの主権が及んでいないということでいいんでしょうか。トルコとクルド人に関するニュースは、
イラク>「一刻も早く国外退去を」クルド組織に要請
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071021/1192981806
とか、
イラク北部への越境攻撃、必要ないことを望む=トルコ首相
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071017/1192630172
特に上のリンクのエルドアン首相の

「(今まで)イラクを攻撃する際、誰も許可など取らなかったではないですか」

の発言が、怖いところです。
で、トルコ株が下がります。
トルコ株式市場で主要指数が5%安で寄り付く、イラク国境地帯の情勢嫌気
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071022-00000613-reu-bus_all

 [イスタンブール 22日 ロイター] 22日のトルコ株式市場で主要株価指数が5%安で寄り付いた。トルコとイラクとの国境地帯でのトルコ軍とクルド人非合法武装組織の衝突を嫌気した。

 0647GMT(日本時間午後3時47分)現在、主要株価指数は約6%安と下げ幅を拡大している。

まぁでも下がったときこそ買い時なのかもしれませんし、良く分かりません。