ブット元首相に殺害予告の手紙届く、遊説活動近く再開と

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200710240025.html

2007.10.24
Web posted at: 18:47 JST

  • CNN/AP

カラチ――政治活動再開を目指し、今月18日に8年余ぶりに帰国、カラチ市内へ向かう途中に自爆テロ攻撃に遭ったブット元首相は23日、国際テロ組織アルカイダの友人と名乗る人物から殺害を予告する手紙が届いたことを明らかにした。

AP通信によると、カラチの自宅内で述べた。手紙は元首相の弁護士あてのもので、イスラマバード最高裁内に届けられたという。送り主は、アルカイダと最高指導者オサマ・ビンラディン容疑者の友人で、自爆実行班の責任者と名乗っているが、信ぴょう性は不明

元首相はしかし、来年1月までに実施される総選挙に備え、今後数日間内にパキスタン内の都市で遊説を開始すると宣言した。ただ、警備上の問題から大規模集会は避けると述べた。元首相は野党のパキスタン人民党議会派を率い、総選挙後の首相返り咲きを狙っている。

自爆テロ攻撃では少なくとも136人が死亡、多数が負傷している。元首相は親欧米路線の政策を標ぼう、国内のイスラム強硬派の反発を買っている。ブット氏は自爆テロ攻撃に政府や情報機関内のイスラム強硬派の支持勢力が関与しているとも主張している。

ブット氏暗殺未遂、内相が海外からの捜査支援を拒否
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071023/1193141605
で昨日書いたのと「政府や情報機関内のイスラム強硬派の支持勢力が関与」というのは微妙にニュアンスが違う気がします。ていうかそもそも「政府や情報機関内のイスラム強硬派」って本当にいるんですかね。いるならなぜムシャラフ大統領を狙わないのかいまいち分かりませんが。