<フィリピン>軍部隊と共産党の軍事組織が衝突、2人死亡

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080112-00000076-mai-int

 フィリピン軍は12日、マニラ南方ラグナ州で軍部隊とフィリピン共産党の軍事組織・新人民軍(NPA)メンバーが衝突し、NPAの2人が死亡、1人が負傷したと明らかにした。

 NPAメンバーは民家を占拠し、女性2人を人質にしていたとみられる。NPAは約40年にわたり反政府活動を続ける組織。現在も5000人以上のメンバーを維持し、軍当局者によると、一般住民や企業から「革命税」の名目で闘争資金を要求し、応じない場合、住民らを人質にするなどの犯行を繰り返しているという。【マニラ支局】

しかし普通の軍部隊以外にも共産党の軍事組織があるというのは不思議ですね。そのNPAというのは非合法化されてないんでしょうか(ってそれを調べるのが僕の役目だろとも思うんですが、ちょっと後で)。

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と言う本もあるんですが、実際東南アジアにアルカイダの影響って入ってるんですかね。自国内での地位向上と対米テロでは性格が違うと思うのですが。
僕が読んだ本は

世界テロリズムマップ (平凡社新書)

世界テロリズムマップ (平凡社新書)

で、何度も取り上げてますが、フィリピンについては書いてないですね。

タリバン』の著者アハメド・ラシッドは、次のように喝破している。「急進的イスラムの理念は、組織が作るのではなく、指導者の性格や純粋さ、かれの個性が預言者ムハンマドの高さに近づくことができるか、といったことによって形成される。もし、社会が真にイスラム的であれば得られるはずの各個人のイスラム的特性を、こうした運動は前提としている。だからこのモデルはいつも独裁を許すことになる」案の定、イランの最高指導者ハメネイも、タリバンの指導者オマルも独裁に陥った。p220

というのが、その本の最後の方に書いてあるんですが、ここら辺の理解も難しいです。ノブレス・オブリージュが指導者のトップに強く求められるということでしょうか。いや違うかな…

ともかく、社会が真にイスラム的であれば、ハメネイ氏もオマルも独裁に陥らなかったと言うことですよね。社会は真にイスラム的でないから、このモデルはいつも独裁をゆるす…と。

イスラム教の本は2冊ほど読んだんですが、シーア派ならマルジャエ・タグリードと言うことで分かるんですけどねぇ。スンニ派だと、クルアーンハディースの解釈が重要だと思うのですが、