コソボの早期独立、サチ首相が意向…読売新聞と単独会見

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080127-OYT1T00480.htm

 【プリシュティナ=石黒穣】セルビアからの独立を近く宣言する予定のコソボ自治州のハシム・サチ首相は26日、州都プリシュティナで読売新聞と単独会見し、独立宣言の時機について、「憲法や国章も整えており、何日かのうちに行える」と述べ、セルビア大統領選決選投票が2月3日に終了するのを待って、早期に踏み切る意向を示した。

 ただ、コソボへの大規模支援部隊派遣に向けた欧州連合(EU)内の調整が残っている点なども踏まえ、首相は独立宣言にあたって「米、EUと協調する」ことも確認した。

 セルビアの反対を押し切って、独立を求める理由については、「コソボで大量殺りくを行ったセルビア内にはとどまれない」と強調。国連安全保障理事会で拒否権を持つロシアは、現在は国連の暫定統治下にあるコソボの一方的独立宣言は国際法違反と主張している。首相は「(コソボ)問題は安保理の手を離れており、ロシアに独立は阻止できない」との見解を示した。

 セルビア大統領選で、現職タディッチ大統領を1回目で破った民族主義派のニコリッチ急進党党首代行が決選でも勝った場合、コソボにより敵対的な政策が取られる可能性を巡っては、「だれを選出するかはセルビア自身の選択で、コソボの進路には何ら影響がない」とした。また、セルビアとも「民主的な主権国家同士として対等な関係を築きたい」と訴えた。

 バルカン地域には、アルバニア人が将来、コソボ独立を足がかりに、アルバニアに加え、アルバニア人が多いマケドニア西部やモンテネグロ南部もひとまとまりとする大アルバニア」建設を目指すのではないかと懸念する声もある。首相はこの点に関して、「いかなる国とも合併しない。国境の変更には反対だ」と明確に否定した。
(2008年1月27日21時49分 読売新聞)

コソボについても今まで何度か書いてますが(コソボの検索結果↓)、
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/searchdiary?word=%a5%b3%a5%bd%a5%dc
この単独会見の中で、ほとんど書かれてるような気がします。しかし、アルバニアとの合併反対ってのは初めて読んだ気がします。でも国境の変更には反対だというのも、セルビアからしたらコソボ独立だけで、国境変更だと言う事になるでしょうね。

しかし前も思いましたが(上の検索結果からもたどれると思いますが)、セルビアの事忘れてませんかね?まぁセルビアコソボが独立宣言したら、国際司法裁判所に訴えると言ってましたが、そこら辺セルビアはネゴったりしてるんですかね。