<仏大統領>インドの国連安保理常任理事国入りに支持表明

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080126-00000085-mai-int
記事は毎日新聞から
http://mainichi.jp/select/world/news/20080127k0000m030056000c.html

 【ニューデリー支局】インドを訪問したサルコジ仏大統領は26日、ニューデリーで開かれたインド共和国記念日の祝賀パレードに主賓として参加し、インド重視の外交姿勢を印象付けた。サルコジ氏は先に訪印したブラウン英首相同様、インドの国連安保理常任理事国入りに支持を表明、主要8カ国首脳会議(G8サミット)を拡大してインドなどを加えるべきだとの立場を鮮明にした。

 英仏首脳がそろってインドに秋波を送った格好だ。背景には、高度成長を続けるインドとの経済・貿易関係を強化したい思惑だけでなく、地球温暖化などの国際課題に取り組むにはインドや中国などの主要新興国の存在が無視できなくなったとの現状認識がある。

 インド紙によると、サルコジ大統領は訪印中、「インドは安保理常任理事国でなければならない。G8は直ちにG13に変更すべきだ」と述べた。サミット参加国候補としてはインド、中国、ブラジル、メキシコ、南アフリカの5カ国が挙がっている。ブラウン英首相も21日、「安保理常任理事国の拡大やG8の改革が必要だ」と訴えたばかりだ。

 安保理改革をめぐっては05年、日本、ドイツ、インド、ブラジルの4カ国(G4)を常任理事国とする改革案が提案されたが、廃案となった経緯がある。英仏首脳が安保理拡大に言及したことで、国連での論議が活発化する可能性がある。常任理事国入りを目指す日本にとっては英仏のインド接近は追い風だが、サミットが拡大すれば成長著しいインドなどが注目され、日本の存在感が薄れる恐れもある。

 サルコジ大統領は今回の訪問で、核拡散防止条約(NPT)に加盟していないインドとの間で、民生用原子力協定の交渉で妥結した。経済成長のため電力を必要としているインドに対して仏企業が原子力発電所建設の契約交渉を進めていくとみられる。仏企業は中国との間でも原発の契約交渉を進めており、フランスにとって新興国は大きな市場となっている。

毎日新聞 2008年1月26日 19時41分

しかし、フランス大統領外交ではかなりあちこちに声をかけてる気がしますが。
日本の常任理入り改めて支持=仏大統領
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080109/1199826798
仏大統領、アルジェリア原子力協定 植民地時代の謝罪せず
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071206/1196947436
「地中海連合」構想提示へ=10日にアルジェリア入り−仏大統領
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070711/1184156947
地中海連合もあまり実をともなってなくて声だけかなと思ったんですけど、パリダカ中止の原因になったと朝日新聞では書いてましたね(しかしダカールラリーとなった今本当にフランスは関係あるのかという気もしますが)。
仏狙うアルカイダ系 地中海連合に反発 パリ・ダカ中止
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080105/1199524535

イギリスの意見はこちら↓にあります。
<英首相>インドの国連安保理常任理事国入りを支持
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080123/1200949746
日本の常任理事国入りを表明してるのはアメリカだけっすかね。アメリカはそもそも国連を重視してないような印象があるので、なんとも微妙ですが。あ、でもフランスも支持してますね。