ハマス指導者と会談のカーター氏、「国務長官の反対なし」と

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200804240017.html

(CNN) 13─22日に中東などを歴訪したカーター元米大統領は23日、パレスチナイスラム原理主義組織ハマス指導者らとの会談について、ライス米国務長官国務省関係者から反対されたことを否定した。

ライス長官は22日、訪問先のクウェート市で記者団に対し、カーター氏に中東訪問やハマスとの接触を止めるよう助言したと述べた。長官は「米国はハマスと取引しない。われわれはカーター氏に、ハマスとの会談が、中東和平に献身的に取り組んでいるパレスチナ人の助けにはなると思わない、と語った」と述べた。

これを受けてカーター氏の広報担当者は声明を発表。同氏がライス長官を誠実な人物として最大の敬意を払っていると述べたうえで、長官が「事実と異なる発言」を続けていると指摘し、「国務省もしくは他の政府機関の関係者から中東訪問の中止要請はなかったうえ、シリアのアサド大統領やハマス指導者らとの会談回避を促す助言もなかった」と述べた。

カーター氏は中東歴訪への出発前、ライス長官に電話をかけ、旅程や会談予定を伝えた。当時長官は欧州に滞在中で、長官の側近からカーター氏に折り返し電話があった。通話は約15分続いたが和やかな会話で、反対や警告に関係する発言は一切出なかったという。

カーター氏は自身の公式サイトで、イスラエルなど各国指導者がハマス指導者との会談に応じない理由が
(1)ハマスイスラエルの平和的な生存を認めていない
(2)暴力を放棄していない
(3)以前の和平協定を受け入れてない
──の3つだとの見解を示し、ハマスが3点全てを受け入れる必要性を指摘した。同氏はまた、ハマスを孤立させ抑圧し、ハマスが実効支配するガザ地区の住民を苦境に追い込む現在の戦略は、暴力の連鎖を激化させるだけで効果を挙げていない、と指摘した。

実際には
パレスチナイスラエル生存権は認めず…ハマス
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080422/1208869320
と、そんなに意味があったとは思えないんですが、
パレスチナハマス支持上昇 イスラエルの強攻策裏目
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080324/1206363847
とかあるので、ハマスを無視する事が出来ず、表向きは反対しつつも何か成果を挙げて欲しいと思っていたのかもしれませんね。