＜レバノン＞シニオラ現首相が続投　挙国一致内閣を組織へ

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080529-00000029-mai-int

　【カイロ高橋宗男】レバノンのスレイマン大統領は２８日、次期内閣の首相に親米の与党連合が推すシニオラ現首相を指名、組閣を要請した。シニオラ氏は０６年１１月以降の与野党対立解消を目指す「ドーハ合意」に基づき、挙国一致内閣を組織する。

　憲法の規定で、首相候補には国会議員の過半数の推薦が必要。１年半にわたった与野党対立の経緯から、野党勢力はシニオラ氏の首相続投に反対したが、１２７議員中６８人がシニオラ氏を推した。

　ドーハ合意によると、次期内閣は３０閣僚で構成され、内訳は
▽与党連合１６閣僚
▽野党勢力１１閣僚
▽大統領による指名３閣僚
−−に割り振られる。野党勢力が政策決定への事実上の拒否権を持つ。与野党ともすでに閣僚候補の人選に入っているが、主要ポストを巡る争いも予想される。

　イスラム教とキリスト教の１８宗派が混在するレバノンでは、イスラム教スンニ派から首相を選ぶ。次期内閣は来年５月前後に予定される総選挙までの暫定内閣となる。

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なぜ野党に拒否権ができたかというと、
■＜レバノン＞野党勢力、閣僚ポストの３分の１確保
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080522/1211463348
によると重要な決定には閣僚の2/3以上の賛成が必要なので、野党が11閣僚もつと11人全員で反対すると、拒否できるという事でした。