北朝鮮「核廃棄に核兵器は含まず」 米の元特使が明かす

http://www.asahi.com/international/update/0530/TKY200805300282.html

　北朝鮮の金桂寛（キム・ゲグァン）外務次官らが４月、訪朝した米国のプリチャード元朝鮮半島和平協議担当特使に対し「非核化の第３段階で放棄するのはプルトニウム関連施設だけで、核兵器は含まない」との考えを示したと、元特使が２９日、ワシントンでの会合で明らかにした。

　金氏らの発言には、放棄対象を、無能力化作業が進む原子炉など寧辺の３施設に限定する思惑があると見られる。元特使は、北朝鮮が見返りに軽水炉提供を求めると指摘。ワシントン・ポスト紙に対し、北朝鮮が「施設解体には３年かかる」との見通しを示したことも明らかにした。

　一方、６者協議の米首席代表を務めるヒル国務次官補は３０日、モスクワでロシア首席代表のボロダフキン外務次官と会談。ヒル氏は会談後、「北朝鮮は核計画の申告の準備が出来つつある」と記者団に語った。また、ボロダフキン氏は北朝鮮への重油支援について、ロシアの２度目の負担分の提供を「６月初めまでに完了させたい」と述べた。

　このほか、金桂寛氏と韓国首席代表の金塾（キム・スク）朝鮮半島平和交渉本部長は同日、北京市内で核問題について意見交換した。２月の韓国新政権発足以来、南北朝鮮の政府間協議は初めて。（鵜飼啓）

何のギャグですか?モンティ・パイソン並みに笑ってしまいました。