07年の世界軍事支出、冷戦後の最高額…中国が初の3位

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080609-00000022-yom-int
読売新聞の方が長そうなので、読売から。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080609-OYT1T00381.htm

 【ロンドン=本間圭一スウェーデンストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が9日発表した「2008年版年鑑」によると、07年の世界の軍事支出は前年比6%増の1兆3390億ドル(1ドル=約105円)に達し、冷戦終結後の過去最高額を更新した。

 米国の支出が伸びたことに加え、世界的な原油価格の高騰が影響したと見られる。今年は中国が初めて3位に躍進、同国の軍事費は過去10年間で実質3倍の伸びをみせた。日本は前年と同じ5位だった。

 同研究所によると、全体の約4割にあたる米国は、イラクアフガニスタンでの軍事費に加え、基地の維持費が伸び、前年比7%増の約5470億ドル。第二次世界大戦後では最高規模となった。中国は、新たな装備の購入や兵士給与の伸びなどから約583億ドルに達して、フランスと順位が入れ替わる形で、前年の4位から上昇、2位の英国に迫った。

 調査対象151か国のうち、軍事支出が前年を上回ったのは117か国に達した。支出総額は、世界の国内総生産(GDP)の2・5%に上る規模だ。
(2008年6月9日20時06分 読売新聞)

もちろん中国の軍事費が増えてるのは脅威ですが、昨日の記事だと、
中国の軍事費、世界3位に=10年間で3倍−国際平和研
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080609-00000112-jij-int

 【ロンドン9日時事】スウェーデンストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は9日、2008年度版の年鑑を発表。軍備増強を続ける中国について、07年の軍事費が583億ドル(約6兆1780億円)に達し、前年より1つ順位が上がり世界第3位となったことを明らかにした。

 それによると、同国軍事費は過去10年間で実質3倍に増加。ただ、近年の急速な経済成長のため、国内総生産GDP)における軍事支出の割合は2.1%にとどまっているという。

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・〔用語解説〕「国内総生産(GDP)」
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GDPの軍事支出の割合が2.1%ということなので、世界の2.5%より少ないと言っていいのかな。中国はいつも公表より多くの軍事費を使ってると非難されてたので、本当かどうか分かりませんが。