アフガン東部での米兵死亡で本格調査を開始 米国防総省

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200807180001.html

ワシントン(CNN) アフガニスタン東部コナル州で13日、国際治安支援部隊(ISAF)の米兵9人が武装勢力との戦闘で死亡した件について、米国防総省は17日、当時の状況などについて本格的な調査を開始した。

複数の米軍当局者が語ったところによると、調査では、200人規模とされる武装勢力の襲撃について米軍が事前に何らかの情報を入手していたかどうか、現場の部隊がこうした情報を知り得たかどうかなどが焦点となる見通しだ。

死亡した米兵らは、パキスタン国境に近いワナット村周辺で監視施設の設営場所を探していたところを武装勢力に襲われ、交戦したとされる。拠点となっていた前哨基地は、それまで武装勢力の攻撃を受けたことがなかったという。

アフガン駐留米軍にとって、9人の死者が出たのは過去3年で最悪の事態。ISAFと武装勢力の戦闘による死者数は今年5月以来、イラクで死亡した米軍および多国籍軍の死者数を上回っている。国防総省イラク駐留米軍を削減する一方、アフガンには増派するとの方針を示している。

7/14の記事を見てみると、
アフガンで米兵10人死亡=武装勢力が攻撃、過去最大級
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080714-00000007-jij-int
[...]
アフガンで米兵9人死亡、東部で武装勢力と戦闘
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080714-00000008-yom-int
アフガン: クナル

 【イスラマバード=佐藤昌宏】アフガニスタンに展開する北大西洋条約機構NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)は13日、パキスタン国境に近いアフガン東部クナール州で同日、イスラム武装勢力との間で戦闘があり、ISAF所属兵9人が死亡、アフガン国軍兵4人を含む19人が負傷したと発表した。

 戦闘は、ISAF兵らが詰めていた前哨基地が襲撃を受けたことに端を発し、AP通信によると、死者はいずれも米兵という。アフガン国内での戦闘による米兵の犠牲者数としては、2005年6月、米軍ヘリ撃墜事件で16人が死亡して以来、最大規模となった。

 一方、この日、南部ウルズガン州の商店街で、自爆テロとみられる爆発があり、付近にいた警察官4人を含む24人が死亡、40人以上が負傷した。死者の大半は、露天の店番をしていた子供だった模様だ。

アフガン北東 武装勢力、米軍と交戦 米兵9人死亡 過去3年で最悪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080714-00000010-san-int
アフガン: ウルーズガーン

 【バンコク=菅沢崇】パキスタン国境に近いアフガニスタン北東部クナール州駐留米軍の拠点が13日、武装勢力に攻撃され、AP通信によると、米兵9人が死亡、15人が負傷した。犠牲者はさらに増える可能性がある。米兵死者数は、1度の交戦では過去3年で最高となり、アフガンでの武装勢力の活動活発化と、治安悪化の現状が明らかになった。

 武装勢力の攻撃は同日午前4時半ごろから日中続いた。武装勢力タリバンを含む複数の集団とみられるが詳細は不明。同州では2005年6月にもロケット弾でヘリコプターが撃墜され、米兵16人が死亡する交戦が発生している。

 この交戦とは別に南部ウルズガン州では13日、警備中の警察官を狙った自爆テロが発生、19人の一般市民を含む24人が死亡した。

 武装勢力の攻撃は今年に入って、すでに東部で40%増を記録するなど、発生件数の増加に加えて攻撃規模も拡大している。米兵死者数は5、6月の2カ月連続でイラク駐留米軍の死者数を上回り、7日には首都カブールのインド大使館が狙われ58人が死亡。カブールでは2001年にタリバンが制圧されて以来、最悪のテロが発生したばかりだった。

 今年の死者数は武装勢力側の死者も含めてすでに2300人以上に上っており、米当局は、こうした事態を踏まえ、治安の安定には「少なくともさらに3旅団、約1万人程度の兵士の投入が必要だ」としている。

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