<セルビア>国際司法裁の勧告求める意向 コソボ問題

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080905-00000029-mai-int

 【ベルリン小谷守彦】セルビアのイエレミッチ外相は4日、一方的に独立を宣言したセルビア・旧コソボ自治州の地位問題について、国際司法裁判所(オランダ・ハーグ)の「勧告的意見」を求める考えを明らかにした。外相は勧告を受け入れる姿勢も示している。セルビア欧州連合(EU)加盟を前進させるため、コソボ問題で欧米に歩み寄ったものと見られる。

 ベルリンでのシュタインマイヤー独外相との会談後に明らかにした。イエレミッチ外相は「コソボ分離を受け入れることはできないが、セルビアは問題を平和的に外交手段で解決する」と表明。セルビアコソボ独立の承認国を被告として国際司法裁判所に訴えるのではなく、コソボ独立が国際法上違法なものでないか、同裁判所の見解をただす手続きになると強調した。

 国連憲章は、国連総会か安全保障理事会国際司法裁判所の勧告的意見を要請できると定めている。セルビア政府は既に、今月開かれる国連総会に向け、勧告要請のための多数派工作を始めている。

 セルビアは現時点でコソボ独立を認めない立場を変えていない。だが、7月に発足したツベトコビッチ政権は、EUへの加盟方針を掲げ、独立承認国から引き揚げた外交官を再派遣するなど欧州との亀裂修復へ動いている。

【関連ニュース】
国連安保理:露の2地域独立承認めぐり米露が非難合戦
グルジア:露大統領「冷戦恐れず」と強硬姿勢
露大統領:南オセチアアブハジア独立を承認
ロシア:孤立覚悟で独自路線 南オセチアなど独立承認
ロシア:上下両院で南オセチアなど独立承認求める決議採択

すみません。疲れてるので更新適当ですけど、ツベトコビッチ政権は、
セルビアで親EU政権が発足、コソボ独立には反対表明
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080711/1215795182
で、出てきましたね。