<国連>宗教間の対話促進めざし「平和の文化」首脳会合

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081112-00000112-mai-int

 【ニューヨーク小倉孝保】宗教間の対話促進をめざす「平和の文化」首脳会合が12、13の両日、国連総会で開かれる。会合を前に11日夜(日本時間12日午前)行われた夕食会では、サウジアラビアのアブドラ国王とイスラエルのペレス大統領が同席した。外交関係のない両国元首が一緒に食事するのは初めて。

 夕食会は潘基文(バンギムン)事務総長が主催し、各国首脳など計40人が出席。中央のテーブルにアブドラ国王やクウェートのサバハ首長らが座り、ペレス大統領は隣のテーブルで、カタールオマーンの代表と一緒に着席した。

 潘事務総長は11日昼の会見で、「サウジとイスラエルの首脳が同じ料理を食べることで、互いの信頼醸成につながることを期待している」と述べた。

 「平和の文化」首脳会合はアブドラ国王が提唱したもので、主にユダヤ教キリスト教イスラム教の相互理解を通して、世界平和に貢献することが狙い。サウジ、イスラエルのほかクウェート、ヨルダン、レバノンバーレーンアフガニスタンなどから国王や大統領が参加し演説する予定。ブッシュ米大統領も会合に出席した後、アブドラ国王と会談し、中東和平問題などについて意見交換する。

【関連ニュース】
中東和平:交渉機運の維持…次期米政権の対応問われる
クラスター爆弾イスラエルが米国製止め自国「改良型」に
イスラエル:ガザを攻撃、ハマスの6人殺害
イスラエル:2月に前倒しの総選挙 連立交渉の不調で
核兵器全廃決議:圧倒的賛成多数で採択 国連総会第1委

その結果がこれですね。
サウジ国王、テロを非難=イスラエルも同調−国連
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081113-00000046-jij-int

 【ニューヨーク12日時事】サウジアラビアのアブドラ国王は12日、国連で開幕した文明間対話に関する会合で演説し、「テロリズムと犯罪行為はあらゆる宗教と文明の敵だ」と訴えた。イスラエルのペレス大統領も同調し、かつて戦火を交え、国交を持たない両国間の見解が一致した。

【関連ニュース】
フセイン元大統領の豪華ヨット、売却へ=イラク
・英首相が湾岸諸国訪問=産油国指導者と金融危機を協議
・世界一の金持ち王族はタイ国王=米誌フォーブスの長者番付
・ヨルダン国王がイラク訪問=侵攻後、アラブ元首では初
オバマ氏が来週中東を訪問

もっともテロと占領や弾圧に対する抵抗との違いをどう定義するのかによるでしょうが。