アルカイダと海賊に「接点」か タンカー乗っ取り 米国防総省

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081125-00000007-cnn-int

(CNN) アフリカ東部ケニア・モンバサ沖で11月15日起きた、サウジアラビア国営石油会社の超大型タンカー「シリウス・スター」の海賊乗っ取り事件で、米国防総省当局者は24日、ソマリアの反政府組織「イスラム法廷会議」系の民兵集団でアルカイダ系ともされる「シャバブ」が同船の海賊に「接触」しているとの事実を明らかにした。

今回の乗っ取りそのものに関与しているのか、身代金の「分配」要求が目的なのかは不明。ソマリアの海賊の正体は漁師、イスラム反政府勢力、暫定政府軍など諸説あるが、米国防総省アルカイダ組織と海賊の接近に警戒を募らせている。シャバブが今後、海賊への関与を一層深めかねないとの懸念がある。

ソマリア沖で頻発する海賊事件では今年これまでだけで100億円以上の身代金が動いたともされ、同国のイスラム勢力の活動資金源になっているとの見方が根強くあった。

シリウス・スター」は現在、ソマリア東部の海賊の拠点ともされるハラデレ沖に停泊させられているが、現地住民はシャバブ構成員はイスラム教国が保有するタンカーは攻撃の対象にすべきではなく、海賊と戦うために来たと述べた、とも証言した。

シャバブ戦闘員は先週末、武装車両5台に分乗し、ハラデレに到着したという。タンカーは約1億米ドル(約96億円)相当の原油約200万バレルを積載している。

国務省はシャバブをテロ組織に指定している。幹部はアフガニスタンアルカイダ軍事キャンプで訓練を受けたともされている。

ソマリアは1991年、反政府武装勢力の攻勢でバーレ政権が崩壊し、内戦状態に陥った。04年の大統領選挙で暫定政府が発足したが、「イスラム法廷会議」が06年中に首都モガディシオなどを一時制圧、支配地域を広げていた。しかし、エチオピアが暫定政府を支援して軍事介入し、同会議を駆逐したが、攻防は今なお続いている。

米国はイスラム法廷会議アルカイダ構成員をかくまっているとして空爆に踏み切ったこともある。

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特にこれと言った根拠もなしにシャバブはアルカイダ系と読者が思うように誘導しているような気がするんですが、ここら辺のつながりってはっきり解明されてるんでしょうか。

まぁ昔はこんな記事↓があったんですが、
アルカーイダ、ケニア拠点化着々 ソマリアでは失敗
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070514/1179176562
その後
テロとの戦い」でアルカイダは弱体化せず=国際世論調査
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080929/1222700376

アルカイダが弱体化したとの考えが過半数だったのはケニアのみ

とあったんで状況は変わってるのかも知れません。ちょっとまた今夜でも調べられたら調べてみます。