「ケミカル・アリ」に2度目の死刑判決=イラク裁判所

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081202-00000104-reu-int


 12月2日、サダム・フセイン元大統領のいとこである「ケミカル・アリ」に対し2度目の死刑判決。写真は2007年6月バグダッドの裁判所で代表撮影(2008年 ロイター/Joseph Eid)

 [バグダッド 2日 ロイター] イラク裁判所は2日、サダム・フセイン元大統領のいとこである「ケミカル・アリ」に対し、1991年の湾岸戦争後のシーア派による反乱を弾圧したことに関し、死刑判決を言い渡した

 「ケミカル・アリ」が死刑を言い渡されるのは2度目。昨年も、多数のクルド人大量虐殺に重要な役割を果たしたとして死刑判決を受けていた。

不謹慎な言い方かもしれませんが、ケミカル・アリの死刑が未だに実行されていなかった事に驚きました。
ケミカル・アリ(アリ・マジドまたはハッサン・アルマジド)について振り返ってみようかと。
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080301/1204387885
では、30日以内に死刑が執行されるとなっていたのですが。

まぁクルド人大量虐殺とは、アンファル作戦の事を言ってるんでしょうが、アンファル作戦ではフセイン大統領が命令をだした事は認めていました(クルド人がイランを支援していたため正統とも言っていましたが)。またケミカル・アリに関しては、アンファル作戦の命令に従っただけで死刑は重過ぎるとの反対で、死刑が伸びているという事でした。

しかし、1991年のシーア派弾圧は、フセイン大統領に関しては起訴さえされなかった犯罪です↓
ラマダン元副大統領も処刑 イラク旧政権高官、4人目
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070320/1174394629

ケミカル・アリがシーア派弾圧の時にどんな罪を犯したのか知りたいものです。