イラク内務省高官ら多数逮捕、旧政権与党継ぐ非合法組織と関係

中東

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081218-00000024-cnn-int

バグダッド（CNN）　イラク内務省の報道官は18日、旧フセイン政権の支配政党バース党の基盤を継いだとされる非合法組織との関係が判明したとして同省高官ら20人以上が最近、逮捕された事実を明らかにした。

逮捕者の最高位は准将級としている。逮捕容疑の詳細は不明だが、バース党の復権を図り、一部はマリキ政権に対するクーデター謀議を行っていたとの情報もある。

バース党は、2003年の米軍事作戦で旧フセイン政権が崩壊後、非合法化され、米軍の指名手配リストに載っていた党幹部らが逮捕もされている。

イラクでは来年1月、地方評議会選挙が予定され、イスラム教シーア派のマリキ政権とスンニ派の政治組織との駆け引きが強まっている。逮捕、処刑されたフセイン元大統領はスンニ派を重用した。

しかしこの不明確な情報はなんなんでしょうか。イラクは民主主義が根付いた国とは、ほど遠いと言う事なんでしょうか。これでは司法がまともに機能している国という印象は僕は全くもてないのですが、どうでしょうか。

追記:
警察官も逮捕されてるようですね。

■イラクでクーデター未遂　警官４０人逮捕　旧政権与党復権図る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081219-00000087-san-int

　【カイロ支局】フランス通信（ＡＦＰ）によると、イラクのマリキ政権に対するクーデターを企てていた疑いで、警官約４０人が逮捕された。イラク内務省高官が１８日、明らかにした。いずれも最近３日間で拘束され、フセイン旧政権時代の支配政党、バース党の復権を図ろうとしていたという。

　クーデター未遂の摘発については、１７日付の米紙ニューヨーク・タイムズ（電子版）も複数の治安当局者の話として報じていた。

　同紙によると、摘発は、マリキ首相直属の対テロ部隊によって行われた。容疑者には内務省高官も含まれており、一部は、クーデター計画の初期段階にあった。バース党はイスラム教スンニ派主導の政党だったが、容疑者にはスンニ派だけでなくシーア派の当局者も含まれていたとしている。

　バグダッドでは来年１月末に予定される地方評議会選挙を前に、クーデターや謀議のうわさが絶えなかった。容疑者らは政府高官の引き抜き工作も行っており、多額の現金が押収されたという。

　ただし、内務省報道官はＡＰ通信に対し、クーデター計画の存在を否定。警察当局者の一人はニューヨーク・タイムズ紙に、容疑者は旧バース党の幹部ではなく、摘発は政治的動機によるものだと指摘している。

しかしなぜ選挙を平和裏に行えない国があるんでしょうか。仕方の無い事なのかもしれませんが。