<ギニア>軍がクーデター、テレビ局占拠 大統領病死で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081223-00000043-mai-int

 【ヨハネスブルク高尾具成】西アフリカのギニアで四半世紀近く政権を掌握してきたコンテ大統領(74)が22日、病死した。これを受け、軍の一部勢力が23日にクーデターを起こし、士官らが首都コナクリの国営テレビ局を占拠。陸軍のカマラ大尉は憲法停止や政府各機関の解散、軍人や文民から構成する「評議機関」の設置を宣言した。ただ、実権掌握に至ったかは不透明で、事態は流動的な模様だ。

 ギニアでは近年、物価上昇や財政悪化に抗議するゼネストが頻発し、07年1月には大統領辞任を求めるストが拡大し、デモ隊と治安部隊との衝突で200人以上が死傷。その後も不安定な政情が続き、クーデター発生を懸念する声も出ていた。

 ギニアはアルミニウムの原料となるボーキサイトの埋蔵量が世界の3分の1を占め、金やダイヤモンドも産出する資源大国だが、腐敗も横行している。

 84年に当時のトゥーレ大統領の死亡直後、無血クーデターが起き、軍総司令官だったコンテ大佐が大統領に就任した。コンテ氏は01年の国民投票で大統領任期を5年から7年に延長するなど独裁色を強めていた。

CNNもあります。

ギニアのコンテ大統領死去 軍部が権力掌握を宣言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081223-00000010-cnn-int

(CNN) アフリカ西部ギニアのコンテ大統領が22日夜、長期闘病の末に死去した。73歳だった。23日付ルジュール紙が議会議長の発表として伝えた。

その後ギニアの軍部は国営ラジオを通じて、政権掌握と憲法停止を宣言し、文民と軍人の指導者で構成する諮問機関を設立すると発表した。

コンテ大統領は1984年4月3日、無血クーデターで大統領に就任して以来、24年間の長期政権を維持した。死去に伴い、40日間の服喪期間が宣言されている。

2007/07
大統領が敗北を認めたギニアの「静かなる革命」
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070716/1184544969
というのを書きましたが、首相が民衆の支持する人に代わったという内容でした。CNNの記事だと長期闘病の末という事なので、このころもう病気で権力把握が弱かったのかもしれません。

少なくとも
2003/12には
ギニア大統領選、現職のコンテ氏が3選
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20031225id22.htm

 西アフリカ・ギニアからの報道によると、21日行われた大統領選(任期7年)で、現職のコンテ大統領(69)が95・63%の票を獲得、3選を果たした。

 投票率は82・76%。選挙戦は主要野党勢力が不正を理由にボイコットし、事実上のコンテ氏への信任投票だった。コンテ氏は1984年に無血クーデターで政権を掌握したが、最近は糖尿病を患うなど健康不安説が絶えず、任期をまっとうできるかどうか疑問視されている。(ヨハネスブルク支局)

という事で任期をまっとうできなかったわけですね。

アフリカの西の果てさん
AFrica:News Round Up 12/23
http://dakarcybercafe.blogspot.com/2008/12/africanews-round-up-1223.html
が、現地に近い情報を書いてらっしゃいます。