インド北東部で爆弾テロ3件、5人死亡・50人以上負傷

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090102-00000020-yom-int

 【ニューデリー=永田和男】インド北東部アッサム州の最大都市グワハティで1日、3件連続の爆弾テロがあり、PTI通信によると少なくとも5人が死亡、50人以上が負傷した。

 爆弾は、商店街のゴミ箱の中や、自転車にくくりつけられて置かれていた。警察当局は、アッサム地方の分離・独立を主張する非合法組織「アッサム統一解放戦線」の犯行と断定した。

 事件は、チダムバラム内相が視察のためグワハティに到着する数時間前に発生した。内相は予定通り訪問を開始し、州政府と事件への対応を協議した。

インドもムンバイの同時多発テロがあってから間もないので、普通なら注目される事件かもしれませんが、あまり大きく報道されて無いような気がします。ただムンバイの事件はデカン・ムジャヒディンという組織が声明を出していましたが、今回の事件はアッサム統一解放戦線と断定とあります。

しかしこのテロのあったアッサム州ですが、独立を目指す組織がいるだけでなく、
2008/11
イスラム過激派が犯行認めると、アッサム州の連続爆弾テロ
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200811010023.html

グワハティ――インド北東部アッサム州の州都グワハティなど数都市で10月30日起きた連続爆弾テロで、同州の警察当局者は1日、3人を拘束、聴取していることを明らかにした。10カ所前後で起きた事件の犠牲者は少なくとも77人に増加した。

3人のうちの1人はグワハティでの犯行に使われた車と同一のナンバーを持つオートバイを保持していたという。3人の背後関係は明らかでない。爆発はほぼ同時刻帯に発生、市場やオフィス地区など混雑している場所が狙われた。

地元テレビは、事件に関連し、イスラム治安部隊・インディアン・ムジャヒディン」と名乗るグループが犯行を認めたと報じた。さらなる攻撃も予告したとしている。この組織の詳細は不明だが、アッサム州で地元部族によるイスラム教徒移民への襲撃が表面化した2000年にその存在が初めて知られたが、その後、目立った活動はしていなかったという。

同グループは今回、地元テレビに送った犯行を認めるメッセージで、他のグループへの謝意を示しており、警察は別の過激派が関与している可能性があるとみて調べている。インドは今年5月から西部のグジャラート州などでイスラム過激派「インディアン・ムジャヒディン(IM)」と名乗る組織が爆弾テロを実施、多数が死亡している。IMとイスラム治安部隊との関係は不明。

治安当局は当初、今回の事件の背後に同州の分離独立を目指す反政府組織アッサム統一解放戦線(ULFA)がいると見ていた。しかし、ULFAは事件後、関与を否定している。

と、ムスリム差別に対する感じの組織もいるんですよね。インド警察当局は断定していますが、もしかしたらくつがえされるのではと思います。