<ソマリア>大統領に穏健派のアハメド師
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090131-00000066-mai-int
【ヨハネスブルク高尾具成】ソマリア議会は31日、隣国ジブチで、昨年12月末に辞任したユスフ暫定政府大統領の後任にイスラム原理主義勢力「イスラム法廷会議」指導者のアハメド師を選出した。AP通信が伝えた。
同師は、エチオピア軍介入前の06年6月から約半年間、ソマリア中南部を掌握。イスラム法を導入し治安を改善するなどの実績を持つ穏健派と言われる。
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ちょっと調べてみたのですが、
2006/06だと
■急進派を指導者に選出 ソマリア、親アルカイダか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060625-00000027-kyodo-int
【ナイロビ25日共同】ソマリアからの報道によると、同国の首都モガディシオなど南部地域の大半を支配するイスラム原理主義勢力「イスラム法廷連合」は24日、組織名を「イスラム法廷会議」と変更、新指導者として、国際テロ組織アルカイダに協力するテロリストと疑われている急進派の聖職者アウェイス師を選出した。
同会議は88人の議員も選出したほか、執行委員会などの機関の設置も決定。急進派が主導する新たなイスラム原理主義国家の樹立に向けた一歩とみられている。
アウェイス師は1990年代に同国で活発に活動していた原理主義組織「アル・イティハド」の創設者。米政府は2001年の中枢同時テロ以降、アルカイダと関係のあるテロリストとみなして非難してきたが、本人は関係を否定している。
(共同通信) - 6月25日10時5分更新
となっておりアハメド氏が出てくるのは
2006/10
■ソマリアのイスラム勢力幹部、エチオピアに聖戦を宣言
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20061010id24.htm
【ヨハネスブルク=角谷志保美】東アフリカ・ソマリアからの報道によると、同国南部の大半を支配するイスラム原理主義組織「イスラム法廷会議」幹部のシャリフ・アハメド氏は9日、記者会見し、隣国エチオピアへの「聖戦」を宣言した。
暫定政府が同日、拠点の内陸都市バイドアの南約60キロの町を一時制圧した際、エチオピア軍を伴っていたというのが理由だ。
法廷会議は従来、エチオピア軍が、暫定政府を支援する目的でソマリア領内に越境していると批判。アハメド氏は、法廷会議の前身組織が今年6月にモガディシオを制圧した際、指導者だったが、穏健派とされており、同氏による「聖戦」宣言で、法廷会議とエチオピアの対立はより先鋭化するとみられる。
(2006年10月10日20時39分 読売新聞)
で、結局2006年6月から指導者だったと書かれていて、なんだかよく分からないのですが、指導者が複数いたということなんでしょうか。エチオピアへの聖戦を宣言した人がなぜ穏健派と見られているかも分かりませんでしたが、今後ソマリアが穏健に治まってくれればいいのですが。
追記:
■ソマリア、新大統領を選出 国内の治安回復メド立たず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090131-00000534-san-int
英BBC放送によると、ソマリア暫定議会は31日、隣国ジブチで議会を開き、新大統領にイスラム勢力の連合体「ソマリア再解放同盟」(ARS)指導者で穏健派のシャリフ・アハメド師を選出した。ソマリアでは1991年以来、事実上の無政府状態が続き、暫定政府や議会は現在、国外で活動している。1月には同国に2年間駐留していたエチオピア軍が撤退。攻勢を強めるイスラム原理主義勢力アルシャバブは「新大統領の選出は認めない」と非難している。海賊対策で海上自衛隊はソマリア沖に護衛艦を派遣するが、同国の治安が回復するメドはまったく立っていない。(ロンドン 木村正人)
という事でアルシャバブが認めないという事は、実質新大統領には意味がないということになるんでしょう。
アルシャバブについては、
■イスラム武装組織、ソマリア暫定政権の議会を占拠
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090127/1233058233