米の保護主義的動きに非難集中=WTO非公式閣僚会合
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090201-00000005-jij-int
【ダボス31日時事】世界貿易機関(WTO)の非公式閣僚会合が31日、スイスのダボスで開かれた。会合では、米国で見られる保護主義的な動きなどを非難する発言が相次いだ。米下院は28日、公共事業で米国産鉄鋼製品の購入を義務付ける「バイ・アメリカン条項」を盛り込んだ景気対策を承認していた。
会合には、日本、欧州連合(EU)など約20カ国・地域の閣僚らが出席。日本からは二階俊博経済産業相と石破茂農水相が参加した。
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アメリカは日本の談合を批判してたのに、
■イラク復興事業で巨額談合、米陸軍士官ら5人を起訴
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070208/1170935659
とかもありましたけど、これもひどいんじゃないですかねー。で、非難が集中してどうなったんでしょうか?
読売新聞では
■WTO、保護主義阻止で一致…非公式閣僚会合
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090201-OYT1T00001.htm
【ダボス(スイス東部)=是枝智】世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)を巡る非公式閣僚会合が31日、ダボスで開かれ、保護主義の台頭を防ぐために、新たな関税引き上げや輸出規制を禁じることで合意した。
特に、会合では、米下院が先に可決した景気対策法案に、公共事業で使用される鉄鋼を米国製とするよう米政府に義務付ける「バイ・アメリカン(アメリカ製品を買う)」条項が盛り込まれたことを強く批判する意見が相次いだ。
出席した二階経産相も、米国を名指しすることは避けたが、「保護主義と闘うという主要20か国・地域の合意があるのに、関税引き上げをはじめ、信じられない事が起きている」と指摘。出席した閣僚の意見をオバマ米大統領に伝えるよう、米側代表者に求める異例の展開となった。
懸案の農業と鉱工業分野での関税削減交渉では、2009年のできるだけ早い時期での大筋合意を目指すことで一致した。
また、経産相は会合で、太陽電池やエコカーなど環境関連の製品で関税を大きく削減する必要があるとして、削減対象品目のリストを近く提出する考えを表明した。
(2009年2月1日00時03分 読売新聞)
まぁ後はオバマ大統領がどう判断するかですね。