相次ぐアジア留学生襲撃、銃で自衛の中国人も―ロシア

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090212-00000115-scn-int

 上海僑報によると、ロシアのモスクワで極右民族主義者によるアジア人留学生襲撃が相次いでいる。1月8日には、中国人留学生3人が刃物で切りつけられ、重傷を負った。自衛のため、AK−47突撃銃を入手する中国人留学生もいるという。

 1月8日に襲われたのは、モスクワ郊外のプーシキンロシア語学院に通う中国人留学生。学生寮から数百メートルの位置だった。一帯はファシズムを唱える極右民族主義政党「ロシアの民族的統一」の地盤で、同党党員のスキンヘッドの若者も多くみられるという。アジア人留学生を襲撃するのは、スキンヘッドの若者というのが、一般的な見方だ。

 同学院に通う中国人留学生は約500人で、襲撃の対象になることが多いという。しかし中国人留学生だけでなく、2008年末にはミャンマー人学生が寮近くで切りつけられて重傷。次いで、韓国人学生が地下鉄の駅の近くで襲われ、死亡した。酒に酔ったロシア人学生が、ベトナム人学生を狙い銃2発を撃ったこともある。命中しなかったが、同学生は恐れて退学した。

 現地の中国領事館は定期的に中国人留学生を集めて「安全講座」を開講しているが、
◆午後8時以降は寮から出ない
◆3人以下で市中心部に出かけることは避ける
◆1回に多くの品物を購入しない――などと指導するという。

 ロシア人の生活習慣では午後8時半ごろの夕食が一般的で、「午後8時以降の外出自粛」は異様な事態だ。しかし、多くの中国人は、午後4時以降の外出は控えている

 中国人留学生も、自衛のための武器を携帯することが、「常識」になりつつある。女子学生が多く持つのは護身用催涙スプレー。男子学生は空気銃やナイフ類が多いが、軍用のAK−47突撃銃を購入した学生もいるという。ただし現在のところ、武器使用をともなう中国人留学生とロシア人の衝突は発生していないとされている。(編集担当:如月隼人)

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サーチナなんで他人事みたいに書いてますが、邦人にも関係することですよね。大丈夫なんでしょうか。
外務省のページにも
ロシア:非スラブ系人種に対する襲撃事件の頻発(注意喚起)(2009/01/27)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/spot_top5.asp?id=178&num=1
とありますね。