タリバーンが新たな脅迫 支援団体をスパイとして攻撃と

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090316-00000005-cnn-int

アフガン ヘルマンド

カブール(CNN) アフガニスタンイスラム強硬派勢力タリバーンの司令官がこのほど、CNNとの独占インタビューを通じ、国際支援団体などのメンバーを「スパイ」として攻撃すると予告した。

この人物は、アフガン南部ヘルマンド州を管轄するモハンメド・イブラヒム・ハナフィ司令官と名乗り、13日夜に約15分間、電話でCNNと接触した。タリバーンは新たに制定した憲法」に従い、支援要員を狙っているなどと語った。情報部門が外国人メンバーの情報収集を開始したという。拘束したメンバーはスパイの罪で「処刑」するか、収監されているタリバーン構成員の釈放交渉で取引条件として利用する、としたうえで、「アフガンの同胞が支援団体に協力しないよう求める」と述べた。

同司令官はまた、女子の学校教育に反対するタリバーンの立場をあらためて強調。「われわれの法はアフガンを支配していた時代から変わっていない」と語り、「女性は他者のために働く者としてでなく、家庭の中で役割を果たすべきだというのが、タリバーンの考え方だ」との見方を示した。

アフガン政権との和解については、一定の対話が続いていることは確認する姿勢を示す一方、北大西洋条約機構NATO)軍の攻撃などでアフガン人の死者が出ている限り、和平合意はあり得ないと主張。「外国軍が出て行くまで、平和を語ることはできない」と述べた。

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と停戦が実現しそうなのですが、アフガニスタンでは逆にタリバンがターゲットを増やしているということですね。タリバンが外国軍の撤退を和平の条件にしていることは変わりませんね。