<米司法省>拷問容認の覚書公開 ブッシュ政権CIAあて

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090418-00000029-mai-int

 【ワシントン小松健一】米司法省は16日、ブッシュ前政権下で同省法務室がテロ容疑者に対する「水責め」など過酷な尋問を容認した、中央情報局(CIA)あての極秘の覚書4通を公開した。CIAはグアンタナモ海軍基地収容所などで覚書に基づく尋問を実施し、国際社会の非難を受けた。オバマ大統領は16日の声明で「法を順守し、二度とこうした尋問を起こさないため覚書を公開した」と説明した。

 オバマ大統領は声明の中で、ブッシュ前政権の拷問容認を「米国の歴史の中で暗く苦痛に満ちた一章」と指摘し、ブッシュ時代の過ちを明確にした。一方、大統領は、拷問にかかわったCIA担当者らについて「彼らは司法省のアドバイスを受けて忠実に職務を果たしたに過ぎない」と述べ、刑事責任を問わないことを明言した。

 覚書は02年8月に1通、05年5月に3通が作成された。テロ容疑者の尋問に際して、容疑者の顔面に断続的に放水する水責め、数日間に及ぶ睡眠妨害などが「深刻な苦痛を与えなければ、拷問には当たらない」と解釈し、効果的な尋問手法として容認した。このほか「固形食を与えない」「裸にさせる」ことなども許可された

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拷問正当化の前政権文書開示=実行者の刑事責任免除−オバマ米政権
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090417/1239921823
という記事もありましたが、特に違いが分かりませんが、4通を公開というところは新情報ですね。