CIAが「誤解招く説明」と 水責め問題で下院議長

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090515-00000004-cnn-int

(CNN) ブッシュ前政権下でテロ容疑者に「水責め」などの過酷な尋問が行われた問題をめぐり、ペロシ下院議長は14日、02年にCIA(米中央情報局)から受けた説明は、問題の尋問手法が実際には使われていないかのような「誤解を招く」内容だったと述べた

ペロシ議長は、水責め尋問などの実態を調べる独立委員会の設置を求め、前政権への責任追及を主張している。一方で、02年9月にCIAによる尋問関連の説明会に出席したことを認めていることから、水責めが実行されていたことを知りながら黙認していたのではないかとの声が上がっていた

先月公表された司法省の覚書によると、CIAは02年8月、キューバグアンタナモ米軍基地で、国際テロ組織アルカイダ幹部とされるアル・ズベイダ容疑者に対し、水責め尋問を80回以上繰り返した。CIAの説明会はこの約1カ月後に開かれたが、ペロシ議長は「会合ではそのような尋問手法について、司法省は合法と判断したと聞かされただけで、実際に使われていたとの説明はなかった」と主張。CIAの説明は「不十分で不正確だった」として、議事録の公表を求めた

また、03年2月にペロシ議長の情報顧問が別の説明会で水責め尋問の実行を知り、議長に報告していたとされる点については、「その説明会に出席していた下院情報委員会の民主党議員が後日文書で抗議したが、ブッシュ政権の方針が変わるはずもなかった。私は出席者ではなかった」と説明した。

CIAの説明が誤解を与えたとするペロシ議長の主張に対し、ある情報当局高官は匿名を条件に、「すでに使われている尋問手法に、説明者が言及しなかったとは考えられない」と語った。CIA報道官は「議会の誤解を招くことはわれわれの方針に反する」と反論している。

いままでの分を纏めている時間がありませんが、責任を上に持っていったり、下に持っていったり、別組織に持っていったりしているうちに鎮火を狙っているんでしょうか。