米国民約６割、タリバーンがパキスタン「制圧」なら軍派遣支持

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200905220008.html

ワシントン（ＣＮＮ）　オバマ米大統領がテロとの戦いの主戦場と位置付け、約２万１０００人の増派も宣言したアフガニスタン軍事作戦で、同作戦がうまくいっていると見なしている米国民は３６％、約６０％が反対の意見を持っていることが最新世論調査で２１日分かった。

ＣＮＮとオピニオン・リサーチ社が共同実施した。ただ、同作戦の是非については意見が二分し、賛成は５０％、反対は４８％だった。

アフガンでは、２００１年末の米英軍事作戦で政権を追われたイスラム強硬派勢力タリバーンが戦力を立て直し、米軍、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）主導の国際治安支援部隊（ＩＳＡＦ）、アフガン軍への攻撃を加速させている。

また、アフガン、パキスタン国境周辺ではタリバーン系の勢力が存在感を増し、イスラム法（シャリア）適用を要求し、パキスタン治安当局へのテロ攻撃も重ねている。世論調査では、タリバーンが仮にパキスタンの「制圧」に迫っている時、約６０％が米軍を同国へ派遣することを支持した。オバマ政権は、アフガン作戦の成功のかぎは隣国パキスタンの政情安定化にあるとも判断している。

また、４人のうちの３人が、タリバーンがパキスタン現政権を転覆させた場合、米国にとって重大な問題と回答した。

調査は５月１４日─１７日に、米国人の成人１０１０人を対象に電話で実施した。

なんかアメリカがパキスタンへの越境攻撃をしている(と言われているだけという可能性もありますが)のが問題をややこしくしている気がするのですが、そういうところには触れないんでしょうか。