ムンバイ同時テロ関連 ハフィズ サイド師開放。

ちょっと気がついてなかったんですが、
慈善団体トップの軟禁解除=印同時テロ関与疑惑−パキスタン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090602-00000122-jij-int

 【ニューデリー2日時事】パキスタンのラホール高裁は2日、昨年11月にインドのムンバイで起きた同時テロに絡んで半年近く続いているイスラム慈善団体「ジャマアト・ウッダワ(JUD)」の指導者ハフィズ・モハメド・サイード氏の軟禁を解除するよう命じた。軟禁に法的根拠がないとの判断

 インド政府はサイード氏が同時テロにかかわった疑いがあるとみており、チダムバラム内相は「(解除を)残念に思う」と不満を表明した。パキスタン当局は最高裁に上訴する方針

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ムンバイ同時テロに関してラシュカレトイバと慈善団体が出てましたが、
国連委、ラシュカレトイバ幹部ら4人の制裁を追加指定
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20081211/1229003892

2006/08
英テロ阻止、慈善団体隠れみの パキスタンへの送金が端緒

同高官らは慈善団体の名前は明らかにしていないが、14日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、英国やパキスタンの捜査当局者は「ジャマトッド・ダワ」という慈善団体に注目している。

とありました。微妙に名前が変わっています。また最初の記事は時事通信ですが、慈善団体トップと書かれていますが、産経新聞
印テロ関与疑いの過激派幹部の軟禁解除 パキスタンhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090602-00000577-san-int

 【ニューデリー=田北真樹子】パキスタンのラホール高裁は2日、昨年11月にインドのムンバイで起きた同時テロに関与しているとして、事件後に警察当局が自宅軟禁下に置いたイスラム過激派「ラシュカレトイバ」のハフィズ・サイード最高幹部について、自宅軟禁を解除するよう政府に命じた。高裁は、軟禁には法的根拠がないと判断した。

 インド側の反発は必至で、印パ関係に影響を及ぼす可能性がある。チダムバラム印内相は「不満だ。パキスタンには、犯人を裁く責任を果たそうという真剣さがない」と批判した。

 イード氏はラシュカレトイバが2002年に非合法化された後、福祉団体「ジェマテダワ」(JUD)を設立。昨年12月、国連安保理はJUDをラシュカレトイバの偽装組織と認定し、JUDとサイード氏を資産凍結などの制裁対象に指定している。

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国連の制裁対象に2008/12からなってるんですね。

またCNN
イスラム過激派系団体の指導者解放へ、ムンバイ同時テロ関連
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090602-00000016-cnn-int

(CNN) インド西部のムンバイで昨年11月に発生した同時多発テロで、パキスタン・ラホールの高裁は2日、同事件に関与したとされるイスラム過激派「ラシュカレトイバ」系の団体を率いるハフィズ・サイード指導者の自宅軟禁の解除を命じた。

軟禁は不法とする同指導者の弁護士の主張を受け入れたものだが、インドは事件の首謀組織とするラシュカレトイバ系拘束者らの送還なども求めていた。インド外務省報道官は、今回の自宅軟禁解除を受け、パキスタン政府のテロ対策の真意を疑うと強く批判。事件を契機に両国関係は冷却化していたが軟禁解除でさらに悪化するのは確実ともなっている。

インド政府は、同時テロの実行犯はパキスタンラシュカレトイバの軍事訓練を受けていたと主張している。同組織はテロへの関与を否定していた。

同指導者は貧困層対策として福祉団体「ジャマートゥル・ダワ」を設立していたが、国連安保理ラシュカレトイバと関係があるとしてテロ組織に指定。パキスタン政府は事件後、ジャマートゥル・ダワのサイード氏ら複数の人物に自宅軟禁を科し、同団体の国内事務所の閉鎖と活動禁止、資産凍結も命じていた

ラシュカレトイバは、印パ両国が領有権を争うカシミール地方の分離独立を目指しているが、パキスタン政府は2002年に非合法化組織としていた。サイード氏の福祉団体はこの後、設立されている。

ニュース検索では、
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E3%83%80%E3%83%AF+%E3%83%91%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3+%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%7C%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%89+%E5%88%B6%E8%A3%81&perpage=10&attr=&order=&clip=-1&navi=0
で、
2008/12のCNNが新たに引っかかります。
イスラム過激派創始者を自宅軟禁、インド同時テロでパキスタン
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200812120022.html

イスラマバード(CNN) インド西部の商業都市ムンバイで11月26日起きた同時多発テロで、パキスタン政府当局者は12日までに、事件の首謀組織とインドが主張するイスラム過激派「ラシュカレトイバ」の創設者であるムハンマド・サイード指導者を自宅軟禁下に置いたことを明らかにした。

同指導者は現在、ラシュカレトイバの関連福祉団体「ジェマテダワ」の最高責任者。ラシュカレトイバパキスタン当局に非合法組織と指定され、ジェマテダワに衣替えしたともされる。パキスタン政府はまた、ジェマテダワの活動も禁止した。

国連安全保障理事会の制裁委員会は10日、ラシュカレトイバの最高幹部ら4人を制裁対象に追加指定した。団体としては既に指定されている。この中には、サイード指導者も含まれていた。4人には、国外資産の凍結、渡航規制や武器禁輸などの制裁が科される。ラシュカレトイバ関連の団体も制裁対象となっていた。

イード指導者は制裁対象に名指しされた後、ラホールで会見し、ラシュカレトイバジェマテダワの事件への関与を否定。インドのプロバガンダでありパキスタンイスラム教への攻撃と非難し、インド側にラシュカレトイバなどの事件への加担を裏付ける証拠の提示を要求した。

ラシュカレトイバは、インドと所属権を争うカシミール地方のパキスタン側に拠点を持つと言われている。

この関連団体も制裁対象というのが慈善団体(表記がはっきりしませんが)の制裁をさしているんでしょうね。

まぁ国連が絶対正義と言うわけではないですが、国連制裁対象になった慈善団体が、仮に慈善事業を行おうとしても多分無理なんじゃないかなぁと思います。

ただ一番上の記事「パキスタン当局は最高裁に上訴する方針」とあるので、インド・パキスタン関係が最悪のまま終わると言うことにはならないかもしれません。