ダライ・ラマ、パリ到着 「名誉市民」授与へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090606-00000572-san-int

 【パリ=山口昌子】ノーベル平和賞受賞者でチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世が6日、パリに到着した。パリ市のドラノエ市長から7日に「名誉市民」の称号を受ける

 ダライ・ラマは記者団に対し、称号授与は「名誉」と答えた。ダライ・ラマはフランスに先立ちデンマークアイスランド、オランダを歴訪。中国政府は新たに称号授与を非難したほか、ダライ・ラマの訪問先の国を「2国間関係の悪化になる」と非難している。

 フランスと中国は、サルコジ大統領とダライ・ラマが昨年、ポーランドで会談したこともあり一時、関係が極度に悪化した。ダライ・ラマは6日に支援を受けている国民議会(下院)議員グループや仏在住の中国人と会うほか、滞在中に「旧友、政治家、企業人、知識人に会う」と述べている

日本と違ってフランスは毅然とした態度が取れていいですね…

ところでパリ名誉市民への反対ですが、当然あるだろうと思いつつ今まで見た記憶が無かったので、調べてみるとやはりありました。

ダライ・ラマへの「パリ名誉市民」授与見送りを 中国外務省
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/250970/

配信元:産経新聞

2009/05/07 19:41更新

 中国外務省の馬朝旭報道局長は7日の定例記者会見で、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世にパリ市が名誉市民の称号を贈る予定であることについて、「チベット問題で再び過ちを犯すべきではない」と述べ、称号授与を見送るよう求めた

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記事本文の続き 中国とフランスの関係はチベット問題をめぐり冷え込んでいたが、4月初めにロンドンで両国首脳が会談して修復したばかりで、馬局長は「関係者の努力で両国関係が発展軌道に戻ったことを指摘したい」と語った。

 また、スペインの判事が昨年春のチベット弾圧を主導したとして中国の梁光烈国務委員兼国防相ら8人の高官の取り調べを中国に要求したことには、「中国政府は法に基づいて処置した」などと反論した。(共同)

むしろスペインの「中国の梁光烈国務委員兼国防相ら8人の高官の取り調べを中国に要求」が気になります。

梁光烈を調べると、
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E6%A2%81%E5%85%89%E7%83%88&perpage=100&attr=&order=%40cdate+NUMD&clip=-1&navi=0
まぁ肩書きみれば分かるんですけど、ずいぶん偉い人のようで、チベットに直接関わったのか?という疑問はあるのですが、
エコノミスト記者が見たチベット騒乱 (暴動時ラサに滞在。今までと感じが違うかも。)
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080412/1207995131
で書いたとおり、
『(2008/03)15日になって国家レベルの問題と認識されたと考えられなくも無い』
(これは僕の個人的な想像です)と思うんですよね。ここら辺は想像の域を出ませんが。