パキスタン軍のスポークスマン、「戦争報道」を語る

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200906070001.html

パキスタン・ラワルピンディ(CNN) 壁一面にずらりと並ぶテレビモニターに、CNNをはじめとする国際ニュースのチャンネルが映し出される。パキスタンの首都イスラマバード郊外に位置するラワルピンディで、軍のスポークスマンを務めるアタル・アッバス少将をCNN取材班が訪ねた

北西辺境州スワート地区などで展開されるイスラム強硬派タリバーンの掃討作戦で、アッバス氏は記者会見を通し、パキスタン軍の「顔」として報道担当部門を率いてきた。CNNなどが伝えるニュースをチェックするのも、重要な任務のひとつだ。

取材班とのインタビューで、同氏はスワート地区の問題について「政治的な原因があり、軍事介入だけで解決するのは不可能だ」と強調した。タリバーン側は武器の多くをアフガニスタンから調達し、「外国の情報機関」から支援を受けていると、同氏は語る。同時に、米議会で最近、パキスタン核兵器増強やずさんな管理への懸念が出ていることに対し、「米国は核のことを心配するのをやめて、アフガン軍による武器管理を心配するべきだ」と主張した。

アッバス氏によれば、タリバーン戦闘員の10―15%は、アラブ、アフガンなどの外国人とみられる。軍はスワート地区の中心都市ミンゴーラの制圧を発表しているが、同地区に「完全な平和」が訪れるまでには長い時間がかかる見通しだという。タリバーン武装解除と行政機構の再建という大きな課題に向け、長期戦を覚悟している」と、厳しい表情をみせる。

タリバーンは北西辺境州以外の地域でもテロ活動を活発化させている。スワート地区から流出する大量の避難民に紛れ、タリバーンが各地へ拡散する恐れも指摘されている

アッバス氏はスワート地区での紛争を「パキスタン現国家の存続にかかわる脅威」と位置づけ、その脅威と戦ううえで、国外へ向けた情報の発信が重要な役割を果たすとの認識をあらためて示した

パキスタンの核については
米流時評さん
疑惑と陰謀の迷宮 パキスタン陸軍諜報部 I S I
http://beiryu2.exblog.jp/9772993/
をよんでいただけるとちょっと恐くなると思います。果たして誰が言ってることを信じればいいのか…。

しかしアフガン軍による武器管理も、おそらくずさんなのではないかと思います。
イラン・シリア、イラク治安悪化への関与否定
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070811/1186834542

イラクに供与の銃、19万丁不明=武装勢力の手に渡る?−米紙
とありましたから。19万丁というと相当多いと思います。と思ったらこれイラクの記事だw

アフガンは
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%AC%E3%83%B3+%E8%A1%8C%E6%96%B9%E4%B8%8D%E6%98%8E+%E9%8A%83+%E4%B8%87%E4%B8%81&perpage=100&attr=&order=%40cdate+NUMD&clip=-1&navi=0
によると
パキスタン記者がスワトで殺される
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090219/1235055098
の関連記事の中にありますね。

見出しでググったらまだあった。よかったー。
アフガンに米提供の銃器22万丁が行方不明
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/asia/221750/
配信元:産経新聞

2009/02/13 13:45更新

 米政府監査院(GAO)が12日発表した議会向け報告書によると、米国がアフガニスタン政府軍や同国駐留の北大西洋条約機構NATO)同盟国に提供した銃器のうち、ライフル銃など計約22万2000丁が紛失するか、保管場所を特定できない状態になっていることが分かった。

関連記事

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* 琵琶湖で行方不明の男性1人発見

 報告書によると、米国が2004年から08年にかけアフガン政府軍を支援するため出荷した約24万の小火器のうち3分の1を超える8万7000丁のライフルなどの所在が不明で、NATOに拠出した銃器のうち13万5000丁も行方が特定できていない

 一部は反政府武装勢力タリバンの手に渡り、治安悪化の要因になっているとも指摘した。米国では、2007年、イラクに持ち込んだ約19万丁の銃が行方不明になった経緯がある。(共同)

しかし米軍何も学んでいませんね。もしかしてわざと? と思いたくなるほどの失態だと思うのですが、今まで気がつかなかったという事は大きく扱われてなかったんだと思うんですが、どうなんでしょ。

まぁともかく前出の米流時評さんによるとパキスタンではシャリア(イスラム法)による統治には賛成だけど、タリバンには反対という事だったと思います。

ただこう見るとパキスタンも問題山積ですね。間違っても武力だけで何とかしようと思わないで欲しいところですが。