大西洋墜落の仏機、速度計に異常

http://www.asahi.com/international/update/0607/TKY200906070218.html

2009年6月7日21時51分

 【パリ=飯竹恒一】エールフランスエアバス機が大西洋に墜落した事故で、仏事故調査局は6日、「事故機の速度計の表示に異常があった」と明らかにした。消息を絶つ直前に発信された自動メッセージから、搭載された複数の速度計がそれぞれ異なる数値を示していたことが判明したという。事故につながったかどうか、慎重に調べている模様だ。

 同調査局はさらに、事故機と同型のエアバスA330で過去に同様の故障が確認され、エアバス社が航空各社に速度計の交換を勧告していたことも明らかにした。勧告は任意のもので、同調査局は「未交換だから危険だとは言い切れない」としているが、AP通信によると、事故機では未交換だったという。

 また、エアバス社は5日、A330の速度表示に矛盾が出た場合の対処方法について、緊急のガイドラインを航空各社の操縦士に出したことを明らかにした。仏ルモンド紙は4日、事故機が乱気流に入った際、「不適切な速度」で飛んでいた可能性を報じていた

ブラックボックス回収は絶望的ということですが、フランスの原子力潜水艦も出ていましたが、再発防止のためには速度計交換でしょうか。