選挙への米干渉に抗議=襲撃で学生4人死亡か−イラン

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090618-00000030-jij-int

 【ベイルート18日時事】イランからの報道によると、同国外務省は17日、米利益代表部の業務を委託されているスイスのアゴスティ駐イラン大使を呼び、「大統領選に関する米国の干渉」に抗議した。イラン国営テレビが伝えた。

 保守強硬派のアハマディネジャド大統領が圧勝した大統領選に抗議する改革派ムサビ元首相支持者のデモについて、イラン当局は外国勢の支援を受けているといら立ちを強めているが、直接的な形で米国を非難したのは初めて。

 バイデン米副大統領は先に、「言論の統制や群衆が制圧される様子を見ると、(公正な選挙かどうか)疑問はある」と述べていた

 一方、ロイター通信が学生活動家の証言として伝えたところでは、14日夜にテヘラン大学の寮が民兵組織バシジと私服警官に襲撃され、学生4人が死亡した。大学側は否定しているが、内務省は事件について調査を命じたという。BBCは先に、15日のテヘランでのデモで市民8人が死亡したと報じていた

 こうした中、ムサビ氏と改革派のハタミ前大統領は17日、ムサビ陣営のウェブサイトで共同書簡を発表。当局に対し、相次いで身柄を拘束された改革派やジャーナリストの解放と、ムサビ氏支持者に対する暴力行為の停止などを求めた。

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「ムサビ、アフマディネジャドの両氏大差ない」米大統領
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090617/p3
で取り上げたとおり、オバマ大統領は

オバマ氏は「イランの保守勢力が改革派を弾圧する最も簡単なやり方は、『米国が改革派をそそのかしている』と言うことだ」と説明。「判断するのはイラン人だ。我々はおせっかいは焼かない」と語った。

だそうですが、そのエントリでも取り上げたとおり、こういう考え方に納得できない米政治家もいるわけです。