イスラム諸国、新疆暴動に反発 トルコなどで民衆が抗議

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090714AT2M1401N14072009.html
 【カイロ=安部健太郎、モスクワ=金子夏樹】多数の死者が出た中国新疆ウイグル自治区での暴動を巡り、トルコやインドネシア中央アジアなどのイスラム教徒の多い国で民衆による中国への抗議活動が広がっている。トルコでは12日にイスタンブールで起きた1万人規模のデモなど先週来で10都市以上に拡大した。一方、多くのイスラム諸国にとって中国は重要な貿易相手。各国政府は経済関係に配慮せざるを得ず、国内世論と対中関係の板挟みの中で難しい対応を迫られそうだ。

 14日は中央アジアアゼルバイジャンの首都バクーの中国大使館前でデモ隊と警察が衝突し、5人が逮捕された。

 最大の商業都市イスタンブールなどで先週以降、大規模デモや座り込みが起きたトルコ。トルコ人ウイグル族はともに中央アジアにルーツを持つとされ民族・言語的に近く、大半がイスラム教徒という点でも共通。トルコには過去に亡命などで移住してきたウイグル族が数万人いるなど結びつきが強いことが民衆の反発の背景にある。 (00:14)

この記事は日経新聞ですが、
アル・カーイダ系組織が中国人標的…香港紙
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090714/p2
で取り上げた、
ウイグル会議日本代表、欧米に失望感 「中国批判ない」

 現地でモスクが破壊されたり、金曜日の礼拝が禁じられたりしているにもかかわらず、イスラム諸国からも明確な批判が出ていないことについても強い失望感を表し、「ウイグル人の希望を失わせ、孤立させるのは危険だ」と警鐘を鳴らした。

イスラム諸国への失望感もあったのですが、この日経の見出しだけ見ると、違ったのかとちょっと思ってしまいました。