中国海軍、沖ノ鳥島近海で軍事演習 ついに「本格進出」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090716-00000507-san-pol
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090716/plc0907160128002-n1.htm
 中国海軍の水上艦艇5隻が6月下旬に沖ノ鳥島(東京都小笠原村)付近の海域で軍事演習とみられる活動をしていたことが15日、分かった。中国の水上艦艇に関しては沖ノ鳥島付近の海域で海洋調査船や遠洋航海目的の海軍艦艇が航行していたことはあったが、海軍の水上艦艇が長期間にわたって軍事演習とみられる活動をしていたのが確認されたのは今回が初めて

 防衛省によると、5隻の水上艦艇は、ミサイル駆逐艦1隻、フリゲート艦2隻、補給艦1隻に、支援船1隻が随伴していた。

 5隻は6月19日に東シナ海から沖縄本島宮古島の間を通過して太平洋に出た後、6月22日に沖ノ鳥島の北東約260キロ付近の海域で確認された。フリゲート艦の艦載機とみられるヘリコプターが上空を飛行したり、艦艇が急旋回するなどの軍事演習とみられる活動をしたという。

 5隻は6月25日に沖縄本島の南西約170キロの太平洋を北西に航行し、沖縄本島宮古島の間を再び通過して東シナ海に戻ったとみられる。自衛隊はP3C哨戒機と護衛艦を派遣して情報収集にあたった

 中国の軍事動向に詳しい関係者によると、中国海軍の水上艦艇は東シナ海や南西諸島の太平洋側を中心に活動をしていることが多かったが、今回は、中国海軍の遠洋活動能力が格段に向上していることを示しているという。

 中国は2003年ごろに始めた沖ノ鳥島付近の海洋調査が終了したため、海軍艦艇が本格的に進出し始めたとみられる。

 ■沖ノ鳥島(おきのとりしま) 東京から約1700キロ離れた周囲約10キロのさんご礁からなる日本最南端の無人島。日本の国土とほぼ同じ約40万平方キロの排他的経済水域EEZ)を周囲に持つが、満潮時には2つの小島が海面に出ているだけで、満潮時に海に隠れてしまうと、EEZが失われる恐れがある。このため、政府は周囲にコンクリートの保護壁を造るなどの保全策を取っている。

これに対して日本がどのような行動をとったのか書いてありませんが、中国は沖ノ鳥島EEZを認めていないので厳重注意などしても無駄なんでしょうね。というよりも、
日中の防衛交流促進で一致 中国国防相海幕長と会談

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090714/chn0907142113008-n1.htm


 会談を前に中国の梁光烈防相(右)と握手する赤星慶治海上幕僚長=14日午後、北京の中国国防省(共同)

 中国の梁光烈防相は14日、訪中している赤星慶治海上幕僚長北京市内で会談し、日中の防衛交流を促進させていくことで一致した。

 会談冒頭、梁国防相は年内に訪日する考えを表明。日中関係の重要性を指摘し「協力を強化することで、アジアと世界の安定、発展に寄与できる」と強調した。

 会談では、中国初の国産空母建造やアフリカ東部ソマリア沖の海賊対策について協議。北朝鮮問題など朝鮮半島情勢に関しても意見交換したとみられる。

 赤星氏は13日に海上自衛隊トップとして初訪中した。浙江省寧波にある東海艦隊司令部を訪問するほか、上海でも海軍施設を視察し、16日に帰国する。(共同)

の時に、中国まで行ってこの件でも何かしらを話し合い、中国の6月下旬の軍事演習を国内で公表することに決まったと見ていいんでしょうか。少しタイミングがよすぎるような気がします。