逃亡中のJI幹部が関与と断定 ジャカルタの爆弾テロ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090718-00000539-san-int

 【シンガポール=宮野弘之】インドネシアの首都、ジャカルタの米国系高級ホテルで17日に起きた同時爆弾テロ事件で、インドネシア治安当局者は18日、国営アンタラ通信に対し、事件にイスラム過激派ジェマ・イスラミア(JI)幹部で手配中のテロリストのヌルディン・トップ容疑者(45)が関与していると断定した。また、警察当局によると、死亡した9人のうち7人は外国人で、残る2人が自爆テロの実行犯だった。当局は実行犯を側面支援した者もいるとみて事件にかかわった全員の逮捕に全力をあげる構えだ。

 ヌルディン容疑者はマレーシア生まれで、2002年、バリ島の観光客が集まるディスコ近くに仕掛けた自動車爆弾が爆発し、日本人を含む202人が死亡した事件の首謀者として指名手配されている。爆弾製造に加え、人や資金集めにもたけており、JIが起こした他の爆弾テロ事件にも関与しているとされる。

 インドネシア政府はバリ島での事件後、対テロ部隊による徹底摘発に乗り出し、昨年10月にはジャカルタ近郊のJIのアジトを急襲。バリ島事件の容疑者5人を逮捕したが、同容疑者は直前に逃亡していた。

 治安当局者は、今回のテロが警備の厳重なホテル内で起きたことを挙げ、「狙ったところに確実に入り込むなど彼らはなお力を持っている。首謀者のヌルディンを逮捕しない限り、あらゆる(テロ防止の)努力は無駄になる」と述べ、同容疑者の逮捕に全力をあげる考えを示した。

 今回の事件では、実行犯らは15日に宿泊客としてJWマリオットホテルにチェックイン。18階の1808号室で爆弾を組み立て、17日朝、同ホテルと隣接するリッツカールトンホテルのいずれもレストランで爆発させた。ホテルの監視カメラには、パソコンバックを前に抱え、スーツケースを引いた男性がレストランに入った直後に、爆発が起きた様子が映っていた。

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これだけだとなぜ断定と言う気がしますが、以下の報道をみると
過激派メンバー宅から爆発物=事件3日前に−ジャカルタ爆弾テロ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090717-00000207-jij-int
 【ジャカルタ17日時事】インドネシアの首都ジャカルタの高級ホテル2軒で17日朝に起きた連続爆弾テロ事件で、国家警察対テロ捜査班が事件の3日前の14日にイスラム過激派、ヌルディン容疑者の組織のメンバーとみられる男の自宅から爆発物を発見していたことが分かった

 コンパス紙などによれば、このメンバーはバフルディン容疑者で、中ジャワ州チラチャップに住んでおり、イスラム寄宿学校で教師を務めていたという。

 バフルディン容疑者の自宅からは火薬や爆発物の入った燃料缶が見つかった。同容疑者は6月19日に自宅を出て以降戻っておらず、妻らも家にいないという。
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その断定も正しいのかなと言う気がします。