<ベネズエラ>コロンビアと外交凍結 ゲリラ武器供与疑惑で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090729-00000113-mai-int
 AP通信などによると、南米ベネズエラの急進左派、チャベス大統領は28日、隣国コロンビアとの外交関係凍結を発表した。左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」がベネズエラからスウェーデン製の対戦車砲を入手していた疑惑がコロンビアで浮上。同国の右派、ウリベ大統領が26日、武器の入手は事実と言明したことへの対抗措置だ。チャベス大統領はFARCと資金面で協力関係があった疑惑が明らかになっている。【ハバナ

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見出しだけだと何があったかよく分からない感じですが、コロンビアで浮上した疑惑を事実と言明したことで、ベネズエラが対抗措置なんですね。

ところで、「チャベス大統領はFARCと資金面で協力関係があった疑惑が明らかになっている」とありますが、この件↓ですよね

「インターポールの報告書は茶番」とチャベス大統領

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200805160035.html
(CNN) 南米コロンビアが今年3月に左翼ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)から押収し、ベネズエラとFARCの協力関係を示す情報があったとされるコンピューターなどのデータについて、国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)は15日、情報が改ざんされた形跡はないとの報告書を発表した。これを受け、コロンビアがデータを改ざんしたと主張していた隣国ベネズエラチャベス大統領は、「報告書はピエロの茶番」だと非難、コロンビアが主張するFARCとの関連性を強く否定している。

コロンビアは3月、エクアドル領内にあるFARCの拠点を越境攻撃。その際に、コンピューターなどを押収、ベネズエラエクアドル、FARCの結びつきを示す証拠を見つけたとしていた

これに対し、チャベス大統領は、コロンビアがデータを改ざんしたと主張、FARCとの関係を否定していた。

ICPOは、コロンビアが押収したノート型パソコン3台、USBメモリ3つ、外付けハードディスクドライブ2台に保存されていたデータを調査。押収されてから、データに変更が加えられた形跡はなかったと結論づけた。

これに、チャベス大統領が猛反発。ICPOの報告書は「ピエロのショー」で茶番だと批判した。

強硬な反米路線を敷くチャベス大統領は、人質を取ってテロ行為を続けるFARCとの交渉役を買って出ていたが、コロンビアの越境攻撃で3カ国間の関係が緊迫。チャベス大統領とエクアドルの左派コレア大統領が、コロンビアの親米右派ウリベ大統領と対立する構造となっていた。

3カ国は3月中旬に、和解で合意していているが、ウリベ大統領はFARCとベネズエラエクアドルの結びつきを批判する一方で、エクアドルはコロンビアの越境攻撃を「主権侵害」だと非難し、チャベス大統領も「コロンビアがデータを改ざんした」などと、主張を変えていない。

どちらを信じればいいのかなと言う感じですが。