中国、カーディル氏の子供使い「母親非難」放送

http://www.chosunonline.com/news/20090806000039
 4日午後7時、「ウイグルの母」と呼ばれる民族運動指導者で、亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」の議長を務めるラビア・カーディル氏(62)の息子、娘、弟など4人が中国全土向けに放送される中国中央テレビCCTV)の画面に相次いで登場した。中国政府がウイグル暴動を背後で指揮したと猛烈に非難するカーディル議長が中国に残している家族がゴールデンタイムに登場したのだ

 まず、カーディル議長の娘ロシングルさんは、流ちょうな中国語で「(ウルムチでの暴動は)100%わたしの母を含む国内外の民族分裂主義者が画策したものだ」と主張した。ロシングルさんは「手紙は本物だ。兄や叔父と相談した後、わたしが代表して書いた」と述べた

 国営新華社通信が前日、「カーディルの子供たちが母親を非難する手紙を書いた」と伝えた後、手紙はねつ造ではないかとの論争が起きたため、娘が直接反論した格好だ。手紙は「あなたのために先月5日の暴動が起き、罪のない人の命が奪われ、住宅や商店などが破壊され、民族間の調和と団結が損なわれた」と批判している。今回のウイグル暴動では死者197人、負傷者約1600人が出た。これまでに逮捕された人は718人に上る。

 ロシングルさんに続き、カーディル議長の次男アリムさん(33)が受刑者の服装でテレビカメラの前に座った。脱税などの罪で服役中のアリムさんは左胸には受刑者の身分証が見られた。アリムさんも「母が選んだ道は破滅の道だ。中国は強いので、ウイグル独立運動は成功しない」と主張した。このほか、長男のカハルさん、弟も「成功しない反中活動を直ちに中止せよ」とカーディル議長を攻撃した。

 しかし、5日付香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト「画面と発言内容を見る限り、カーディル議長の子供や弟が自発的に出演したかははっきりしない」と指摘した。

 オーストラリアを訪問中のカーディル議長は「中国政府はわたしを非難するため、家族を脅迫して動員した。これは極めて非人間的な行為だ」と非難した。

香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員

朝鮮日報朝鮮日報日本語版

やっぱり近いせいか朝鮮日報ウイグル問題を大きく伝えていると思います。しかしこれも真相ははっきりしないんでしょうね。真相がはっきりしない限り中国に責任があると思いますが。