＜パキスタン＞米メディアのメスード氏死亡説、側近全面否定
times on lineから
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090808-00000076-mai-int
【ニューデリー栗田慎一】米メディアが伝えたパキスタンの反米強硬派武装勢力、ベイトラ・メスード司令官の死亡情報について、側近で広報担当のハキムラ・メスード司令官は８日、英ＢＢＣなどに「ばかげた話だ」と全面否定した。証拠として、近く本人の肉声テープを公開するという。
ハキムラ氏によると、メスード氏は、米軍無人機が５日にミサイル攻撃した民家にいなかったという。今後は無人機の攻撃を避けるため、陣頭指揮をやめ、潜伏先から極秘に指揮を執ることにしたとしている。
一方、パキスタン政府は、「攻撃現場一帯は武装勢力が強力に支配しており、軍も近づけない」と生死の確認は極めて困難との見通しを示している。
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まぁ死んでた方がいいのか、生きて生け捕りにしたほうがいいのか分かりませんが、
Times on lineでも
■Taliban claim Baitullah Mehsud still alive
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article6788414.ece
とありますね(全文は読んでませんが)。
追記:
上の記事のパキスタン政府の生死の確認は極めて困難との見通しとは裏腹に米パの見方として、死亡確実の記事もありますね。
■メスード司令官死亡 米パ「確実」と自信 武装勢力弱体化か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090809-00000506-san-int
【ニューデリー＝田北真樹子】パキスタンのイスラム武装勢力の指導者、メスード司令官の死亡情報について、メスード氏を“不倶戴天の敵”と位置づけた米国とパキスタンは、確実だとの見方を強めている。パキスタン北西部の部族地域などで強い影響力をもち、これまで数々のテロを主導してきた同氏が死亡したとすれば、武装勢力には大きな打撃となる。しかし、武装勢力がすぐに新たな指導者を迎え、激しい報復に出ることも考えられ、対テロ戦は予断を許さない。
死亡情報は、パキスタンのマリク首相顧問（内相代行）らが７日に発表した。地元からの報道によると、メスード氏は５日午前１時ごろ、活動拠点の部族地域・南ワジリスタンにある義父の家に妻らといたところを、米軍の無人機によるミサイル攻撃を受け死亡した。遺体はすでに埋葬されたという。
パキスタン政府は「１００％」の確証を得るために、ＤＮＡ鑑定などの物証で死亡を裏付けたい考えだ。昨年９月にもメスード氏の死亡情報が流れ、結局は誤報だったことも念頭にあるとみられる。
だが、埋葬された場所の特定は難しく、陸上から政府軍が侵攻するのも容易ではない。通常、武装勢力は空爆された周辺を立ち入り禁止にするが、今回は禁止区域を拡大し電話回線も遮断したという。このため、武装勢力間の通信の傍受などによって状況証拠を積み上げるしかなさそうだ。
一方、メスード氏の後継候補の１人とされる人物は８日、英ＢＢＣのウルドゥー語放送に、死亡情報を「情報機関の創作だ」と否定した。
３０代半ばのメスード氏は、２０００年代前半から頭角を現し、０７年１２月に複数の武装組織からなる「パキスタン・タリバン運動」（ＴＴＰ）の司令官に就任。ブット元首相暗殺（同年１２月）や今年３月のラホール郊外の警察訓練施設襲撃など、多くのテロの首謀者とされる。国際テロ組織アルカーイダとの連携も確実視されている。
そのメスード氏が死亡したとすれば、パキスタンにおけるテロとの戦いでは「最大の勝利」（地元筋）となる。北西辺境州で武装勢力への掃討作戦を続けている政府軍の戦意高揚を促し、一方では武装兵の戦意喪失や武装組織間の連帯の弱体化につながることも期待される。
米軍の無人機による今回の攻撃に際しては、パキスタンから米軍への情報提供が決め手になり、両国の協力と情報共有が成功したという。これまで、無人機は住民の犠牲を生むだけだ、としてきたパキスタン側の非難も今後、鈍りそうだ。
メスード氏が死亡したとしても、報復の自爆テロが頻発する可能性がある。政府は、ワジリスタンで本格的な掃討作戦を実施する時期を見極めており、いまこそ攻勢を強めるべきだとの声も出始めた。テロとの戦いをどう進めていくのか、が改めて問われている。
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どちらが正しいか分かりませんが。
