5人に1人がわいろ支払う=フセイン政権後も体質変わらず−イラク

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090817-00000141-jij-int

 【カイロ時事】イラク汚職監視委員会が17日公表した世論調査結果で、調査対象者の5人に1人がパスポート取得や税務などに絡み、政府当局者にわいろを支払った経験があると回答したことが分かった。AFP通信が伝えた。

 イラクでは2003年に崩壊した旧フセイン政権の時代に汚職がはびこっていたが、米国の支援を受けたマリキ政権になっても事態が改善していないことが浮き彫りになった。

 調査は全18州のうち、首都バグダッドや北部のクルド自治区3州などを除いた12州の4806人に面接で実施。対象者の21.4%がわいろを支払ったことがあると回答した。産油地のキルクーク州で55.9%と高く、武装勢力の活動が続く中部ディヤラ州が41.2%で続いた。

キルクークというと
イラククルド憲法案に政府反発 帰属未定地域の編入
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090714/p5
でも帰属未定地域と呼ばれていましたが、わいろを払う必要があるのは、このエントリにもある

(キルクークの)フセイン前政権が進めた住民のアラブ化政策以前の状態への復帰(つまり追い出されたクルド人キルクークへ帰る)

を行ううえで、なにかしら要求されるということでしょうか。あと気になるのはクルド自治州3州を除いたと明記されているのにキルクークは調査に含まれているという点でしょうか。帰属未定地域じゃないのっていう。