北朝鮮の人権問題に安保理介入を 国連報告者

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091023-00000008-cnn-int
国連本部(CNN) 国連のムンタボーン北朝鮮人権状況特別報告者は22日、北朝鮮の人権状況が近年さらに悪化しているとする報告書を提出し、改善のために国連安全保障理事会の介入が必要だとの見方を示した。

ムンタボーン氏は報告の中で、北朝鮮の住民が常に拉致や逮捕、拷問、さらには公開処刑の恐怖にさらされていると指摘。女性は商取引に参加できず、自転車に乗る時もスカートの着用を強いられるなど、差別を受け続けていると述べた。

通信の分野では、携帯電話が合法化されて一定の前進がみられたものの、軍事境界線付近での使用は認められていない。コンピューターを持つことは依然として禁止されている。最近の憲法改正で人権が認められ、共産主義への言及が削られたとはいえ、政府が強大な権威を持つ体制に変化はないとみられる。

ムンタボーン氏は記者団との会見で、「北朝鮮は貧しい国だ」と繰り返し、「(天然資源などの貿易で得られた)金はどこに消えるのか」と問い掛けた。また、食料不足や通信制限、女性差別などが続く現状をあらためて批判し、「国際社会のシステムを活用しよう。安保理の力が必要だ」と主張した。

同じ人の記事が他にもありますね。
北の人権、「6カ国」でも議論可能=食料事情は依然深刻−国連報告者

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091023-00000051-jij-int
 【ニューヨーク時事】国連人権理事会のムンタボーン特別報告者は22日、ニューヨークの国連本部で北朝鮮の人権状況について記者会見し、「6カ国協議は核問題が議題だが、拉致問題が扱われたこともある」と述べ、6カ国協議を含めたさまざまな機会を通じて北朝鮮に人権改善を求める必要性を強調した。

 同報告者は、北朝鮮では2度の核実験などの影響で外国の援助が滞り、国民の食料事情は依然として深刻な状況にあると説明。その上で、北朝鮮には「あらゆる扉が開かれている」と述べ、国際社会との協議に応じるよう求めた。

 一方、北朝鮮が昨年輸出した天然資源は数十億ドル分に上ると語り、同国は「窮乏状態にはない」とも指摘。国民の救済に自ら速やかに着手するよう求めた。 

【関連ニュース】
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こちらには安保理の代わりに6カ国協議が出てきてますが、天然資源を数十億ドルも輸出してるんですね。あと上の記事の携帯電話の件は
平壌第3世代携帯電話=市民は使用禁止か
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20081216/1229382567
でも取り上げました。

しかし今日別のエントリ
日常的に暴行、食事なしも=拷問での死者も目撃−グアンタナモ元収容者が来日
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20091023/p4
で取り上げた、グアンタナモもかなりひどいようですが…。北朝鮮の肩を持つ気はさらさらありませんが。