低濃縮ウラン、イラン国家安保・外交委員長「国外輸送なら段階的に」

http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/091027/mds0910271916002-n1.htm


25日、テヘラン南部の国際空港に到着したIAEAの査察官たち(ロイター)

 イラン国会のボルジェルディ国家安全保障・外交委員長は、同国が大半の低濃縮ウランを国外に輸送し、不足する研究用原子炉の燃料として返還を受ける国際原子力機関IAEA)の草案について、同意する場合は国外輸送は段階的に行うべきだとの考えを示した。イランメディアが27日報じた。

 ボルジェルディ氏は「過去に何度も(欧米側の)約束違反があった」とし、まずは一部を国外輸送し、燃料が本当にイランに届くかどうかを確認してから残りを輸送するべきだと述べた

 IAEA案では、濃縮度3・5%の低濃縮ウラン1・2トンを年末までにロシアに輸送し約20%まで濃縮、フランスで燃料棒に加工しイランに返還。欧米は核兵器転用防止策と期待しているが、イランが同意するかどうかが焦点となっている。(共同)

他の報道ではイランが大筋合意となっていましたが、イランはかなりIAEA案を疑ってますね。しかし20%まで濃縮が必要だとは知りませんでした。