イスラエルにNPT加盟促す IAEA報告書

http://www.asahi.com/international/update/0903/TKY201009030557.html

2010年9月3日23時10分

 【ウィーン=玉川透】国際原子力機関IAEA)の天野之弥(ゆきや)事務局長は3日、事実上の核保有国とされるイスラエルの核能力に関する報告書を理事国に配布した。IAEAとしてイスラエルに核不拡散条約(NPT)加盟を促していく姿勢を強調している。

 公然の秘密だったイスラエルの核が報告書にまとめられるのは約20年ぶり。報告書によると、天野氏は8月下旬、イスラエルの首脳らと会談し、NPT加盟と全核施設でのIAEAの査察受け入れを検討するよう提案した。一方で、同国がNPT未加盟の現状では「IAEAは核能力について情報を提供する立場にない」とした

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情報を提供する立場に無いというのはどういう意味なのか良く分かりませんが、イスラエルは、下のように言っていましたが、やぶ蛇だったようですね。
イスラエル>「イラン核開発阻止を」IAEA事務局長に

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100826-00000018-mai-int

 【エルサレム花岡洋二】国際原子力機関IAEA)の天野之弥事務局長は25日、イスラエルでペレス大統領らと会談した。来月開かれるIAEA年次総会で議題となる見込みのイスラエルの核政策を話し合ったとみられるが、大統領府声明によると、会談でイスラエル政府はイランのウラン濃縮を問題視し、「中東における核拡散の真の脅威から国際社会の目をそらす試みを許してはならない」と強調したという。

 IAEA年次総会は昨年9月、核兵器保有が強く疑われるイスラエル核拡散防止条約(NPT)加盟を求める決議を採択した。ロイター通信によると、天野氏の今回の訪問は、同国が査察を拒んでいるディモナ核研究施設などについて話し合うのが目的。原子力エネルギー委員会によると、これに対し政府は天野氏に「イラン核開発計画の危険性と、国際社会が協力してそれを阻止する必要性」を訴えた。

 25日に会談した大統領は「イスラエルは(建国から)62年で7回も攻撃され、他国と異なる」と説明。「事務局長は、善と悪を区別できる人でなければならない」と求めた。

 イスラエル各紙によると天野氏は23〜25日の滞在中、ソレク原子力センターや放射線治療施設を視察したが、ディモナ核施設は訪れなかった。ネタニヤフ首相との会談は、首相の夏休みの日程変更で中止された。

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今後どうなるんでしょうか。