<ウィキリークス>強姦、殺害…イラク戦争の秘密文書公開

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101023-00000017-mai-int

毎日新聞 10月23日(土)10時41分配信

 【ワシントン古本陽荘】内部告発文書をインターネット上で公開する民間ウェブサイト「ウィキリークス」は22日、イラク戦争に関する秘密文書約40万件を公開した。事前に文書の提供を受けた英ガーディアン紙によると、これまで明らかになっていない民間人犠牲者が1万5000人以上いることなどが文書から判明した。

 同紙の分析によると、イラク軍や警察当局により組織的に行われていた拷問や強姦(ごうかん)など数百件の事案について、米政府は情報を得ながらも放置していた。むち打ちや電気ショックなどによる拷問で、容疑者が死亡したことを報告する電報も6件見つかった。

 また、中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」も22日、米軍の検問所で民間人数百人が殺害されていたことなどを報じ、「驚くべき新事実」とした。

 一方、米ニューヨーク・タイムズ紙は、イラク武装勢力指導者がイラン革命防衛隊とレバノンイスラムシーア派組織ヒズボラによって訓練されたことを示す公電があったと報じた。

 米国防総省のモレル報道官は記者団に、「許可なく秘密情報を公開したことを強く非難する」と語ったうえで、「流出したのは観察に基づく生情報にすぎず、全体の状況を説明するものではない」と強調した。

 ウィキリークス今年7月、アフガニスタン戦争に関する秘密文書約7万5000件を公開。米捜査当局は、別の情報流出事件で拘束されている情報担当の陸軍上等兵がすべてに関与したとみて調べている。

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最終更新:10月23日(土)10時41分

きょう「重大な発表」=ウィキリークスイラク文書公開か
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20101023/p1
で取り上げた記事と同じですが、続報がありそうなので新しいエントリにしました。

追記:ほとんど同じですが。
米軍機密文書40万ページ、イラク戦争の虐待や民間人死者 ウィキリークス

http://www.afpbb.com/article/politics/2768707/6360117
【10月23日 AFP】内部告発サイト「ウィキリークスWikiLeaks)」は22日、イラク戦争における民間人死者数やイラク治安当局による拷問、イランの関与などを示す米軍機密情報約40万ページ分を公開した。史上最大規模の軍事機密漏えいだ。

 公開されたのは現地からの報告書で、米軍による2003年のイラク侵攻後、2004〜09年の5年間に及ぶ期間のもの。機密扱いされた文書の多くでは、イラクの治安部隊による虐待が多数報告され、またほかの文書では、イラク政府が容認していたこれらの虐待を、米軍が野放しにしていたことが示されていた。

 ウィキリークスは、以前にもアフガニスタンでの米軍の作戦に関する同様の機密報告書約9万2000点を公開しており、米国の「戦争犯罪」を非難している。

 機密文書は英紙ガーディアン(Guardian)、米紙ニューヨーク・タイムズNew York Times)、仏紙ルモンド(Le Monde)、独週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)に数週間前に提供されたという。また公開直前には、ウィキリークスが選んだ一部のジャーナリストにマイクロブログツイッターTwitter)」でメッセージを送り、3時間の限定閲覧を提供していた。

 ガーディアン紙によると、機密文書はイラクの警官や軍兵士が組織的に虐待や拷問、性的暴行、殺害などを行い、通常は処罰も受けておらず、しかも米軍は多数の報告を受けていたにもかかわらず、こうした状況について調査を行わなかった」ことを示していた。

 また「英米当局は、民間人死者の公式記録は存在しないと主張してきた」が、機密文書によると「民間人1万5000人以上がこれまで知られていなかった事件で死亡」しており、「全体で10万9000人とされる死者のうち、6万6081人が非戦闘員だった」という。

 さらに、被拘束者への虐待が医学的な根拠とともに「大量に」報告されており、「被拘束者らが手足を縛られ、目隠しをされ、手首または足首で吊されて、むち打ちや殴打、蹴りつけられるなどし、あるいは電気ショックを加えられていた」。そのうち「6件の報告書では、被拘束者が死亡」していた。

 また、イランが民兵を訓練し、駐イラク米軍および連合軍やイラク政府関係者への攻撃を計画していることも示されていた。駐留米軍がイラン国境沿いで、おそらくイラン政府が米兵を殺害や拉致するために用意した民兵と銃撃戦となったことも報告されている。ガーディアン紙などの引用部分によると、イランの軍事エリート組織である革命防衛隊(Islamic Revolutionary Guard)が重要な役割を担っている可能性が疑われる。

 ガーディアン紙は、この機密文書を提供した人物について、アフガニスタンでの機密報告書を今年流出した人物と同じ「米軍の情報アナリスト」だとみている。ウィキリークスは情報源については明らかにしていない。(c)AFP

イラン国境沿いうんぬんはこれかなとも思ったんですけど違いますよね。
アフガン国境警察官らを銃撃戦の末に逮捕 イラン警察当局

http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/101018/mds1010180906002-n1.htm
 イランの警察当局は、アフガニスタンとの国境を不法に越えイランに侵入したとして、アフガン国境警察の警官ら7人を逮捕したと発表した。メヘル通信が17日、報じた。

 発表によると、イラン国境警察が数日前、国境から約50メートルの領内で不審車両を発見し、銃撃戦の末、アフガンの警官6人と兵士1人を逮捕した。

 アフガンの警官らはパトロール中で、国境を越えたことに気付かなかったと話しているという。(共同)

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まぁ一般人には裏づけ不可能な情報なんでどうにもできないんですけどね。

2007
イラク民間人死者、3月に1800人超える
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070402/1175521137
によると拷問は両目をつぶしたり頭部を切断したりという感じだったらしいので、そういうのに米軍が関与してないとこの資料が示すなら米国はかえって感謝するべきじゃないですかね。