北朝鮮砲撃の各国の反応(続き7)。

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北朝鮮を擁護すると思われた最後の一国、中国に関して。
北朝鮮砲撃:中国メディア一転、北を強烈非難

http://www.chosunonline.com/news/20101127000028
延坪島砲撃めぐり「誰も楽しくない…北は代価を支払うことになる」

北朝鮮砲撃

 北朝鮮による延坪島砲撃をめぐり、中国の官営メディアが、「挑発」という言葉を用いて北朝鮮を強く非難した。

 中国共産党の機関紙・人民日報が発行する「環球時報」は26日付の社説で、「今回の事件で韓国は苦痛を味わい、中国は外交的に苦しい立場に追い込まれ、米国と日本は怒っている。北朝鮮だけが『揚眉吐気(やるべき事を成し遂げて喜ぶさま)』という状況だ」「平壌は今、『飮眉止渇(のどの渇きをいやすために毒酒を飲む=目先のことだけを考えて後の結果をかえりみない愚かな行為)』の状態にあることに気付くべきだ」などの表現を用い、北朝鮮を批判した。

 同紙はまた、「今回の事件で、本当に楽しい思いをしている国はどこにもなく、状況は袋小路に向かって非正常的に進んでいる」「こうした状況が続けば、北朝鮮には未来がない」と指摘。社説は最後に、「北朝鮮が今の状況を主導しているかのように見えるが、毎回挑発を繰り返すたびに、国際的に孤立を深めるという代価を支払うことになるだろう」と締めくくった。

 中国当局の意向を代弁してきた環球時報が突然、北朝鮮批判に転じたのは、今回の事件で中国が直面している外交的苦境について、北朝鮮側に不満を伝え、(中国が)北朝鮮を擁護しているという国際社会の批判を一掃する狙いがあるものとみられる。

 環球時報は最近、北東アジア情勢について、「米国の強硬な立場を中心とする局面は、北朝鮮の隣国である中国にとって受け入れがたいもので、中国が主張する穏健な立場は、韓・米・日の3カ国による対北朝鮮政策の根本的な転換が必要となる難しい点があり、突破口のない状況が続いている」と分析。韓国については、「こうした状況が続けば、韓国は北朝鮮の『さらなる挑発』を懸念し、不安を抱え続けなければならない。関連各国のうち、戦略的に動く余地が最も大きい韓国が、戦略を調整しなければならない」と指摘し、間接的に韓国政府による対北朝鮮政策の見直しを求めた

北京=崔有植(チェ・ユシク)特派員

【ニュース特集】北朝鮮砲撃、緊張高まる韓半島

朝鮮日報朝鮮日報日本語版

この記事は中国は北朝鮮も韓国も批判しているような感じで終わってますが、次の記事
北朝鮮砲撃:中国外相、北の大使呼び憂慮表明

http://www.chosunonline.com/news/20101127000032

北朝鮮砲撃

 中国の楊潔チ外相が26日、北朝鮮の池在竜(チ・ジェリョン)駐中国大使を外務省に呼び、北朝鮮による延坪島砲撃について、中国側の憂慮を表明した。

 中国外務省は同日、楊外相が池大使に会った事実をホームページで発表し、楊外相が「中国は延坪島での南北交戦について、非常に注目している。事態の発展に関し、深く憂慮している」と伝えたことを明らかにした。

 中国外務省が韓半島朝鮮半島)を取り巻く国際情勢をめぐり、駐中北朝鮮大使を呼んだのは極めて異例だ。

 楊外相はこの席で、「南北双方は、冷静さと自制を維持しつつ可能な限り早急に接触し、対話と協議を通じて関係改善を図り、話し合いで事態を解決しなければならない」と述べ、同様の事態が再発しないよう求めた。中国外務省は、これに対する池大使の反応については明らかにしていない

北京=崔有植(チェ・ユシク)特派員

【ニュース特集】北朝鮮砲撃、緊張高まる韓半島

朝鮮日報朝鮮日報日本語版

続き3に書いたように、『きわめて残念なことだ」と述べ、北朝鮮への批判をにじませた。』ともありましたし、まぁ駐中北朝鮮大使を呼ぶくらいだから北朝鮮非難したんでしょうけど、最終的には最初のエントリと同じ双方に自制で落ち着いてる感じですね。これは国連安保理決議は求めないという意思表示なんでしょうけど、この辺は続き6で、『ロシア、砲撃事件の安保理協議に前向き』とあったロシアの対応とはちがいますね。

また同じく続き6にあったとおり『安保理は29日に北朝鮮の核問題に関する会合を予定しており、この中で一部理事国が砲撃事件に言及する可能性もある』が明日に迫ってますので、本当に何か出てくるかも知れません。まだまだ目が離せないですね。