ジンバブエ大統領、欧米企業に制裁の「報復」警告

http://www.cnn.co.jp/business/30001301.html
ムタレ(CNN) ジンバブエムガベ大統領(86)は17日に与党ZANU―PF党の集会で演説し、欧米諸国が自身と同党幹部に対する制裁を解除しなければ、欧米企業の同国への投資をすべて接収すると警告した。

演説の中でムガベ大統領は「報復の時が来た」と述べ、外国企業に対して5年以内に株式の51%を同国の黒人に譲渡する計画の提出を義務付けた「現地化・経済権限拡大法」だけでは不十分だと力説。「われわれの取り分は51%のみだが、制裁を解除しなければ100%にする」との姿勢を示した。

欧州連合(EU)と米国は、ジンバブエで人権侵害や野党弾圧などの報告が相次いだことを受け、2002年にムガベ大統領と与党幹部に対する制裁を科した。

これに対してムガベ大統領は、同国の90%を超す失業率や2億3100%のインフレ率は制裁が原因だと訴えていた

現地化・経済権限拡大法はZANU―PFが多数を占める議会を通過して今年施行された。ムガベ大統領は1980年の独立して以来、実権を握ってきたが、2009年には与党が過半数割れして野党MDCと連立を組み、MDCを率いるチャンギライ氏が首相に就任。17日の集会でムガベ大統領は、「イデオロギーと政策を欠いた」野党との連立にうんざりしたとも述べている。

来年実施する同国の選挙には西側諸国を干渉させないとムガベ大統領は言明し、08年の選挙で与党が敗北したのも西側諸国のせいだと非難した。

ジンバブエネタは、
ジンバブエ首相が連立離脱示唆 「大統領派は信頼できない」
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20091018/p1
辺りからまばらになっています。

ジンバブエ>拷問など調査の国連特別調査団の入国を拒否
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20091030/p6
というのもありました。