政府と部族勢力が停戦合意 イエメン、内戦回避

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110529/mds11052909410004-n1.htm
2011.5.29 09:39


28日、イエメンの首都サヌアで、街路を警備する部族勢力(AP)

 ロイター通信によると、サレハ大統領の辞任を求める反政府デモが続くイエメンの首都サヌアや首都郊外で戦闘を続けていた政府側と部族勢力は28日、停戦に合意した。政府と部族勢力の双方が明らかにした。政府当局者は、停戦は29日朝に発効すると述べた。

 戦闘は23日に始まり、小康状態となった27日までに約125人が死亡した。部族勢力は政府庁舎などを占拠し、首都郊外の軍基地なども攻撃。政府軍が空爆などで反撃し、内戦状態に陥る懸念が深まっていた。

 停戦に伴い、部族勢力側は庁舎などからの引き揚げに応じているという。

 サレハ氏は、混乱収拾に向けて大統領辞任などを促した湾岸協力会議(GCC)の仲介案を再三にわたって拒否。政治的解決は手詰まり状態となっている。(共同)

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イエメンおさまるんですかね。まだ安心できない感じですが。
以前の記事はこちらから。
イエメン大統領、GCC調停案への署名を再び拒否
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110520/p7

と思ったらこんな記事が。
<イエメン>アルカイダ系組織が南部州都制圧 政府軍を排除

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110529-00000049-mai-int
毎日新聞 5月29日(日)19時34分配信

 【カイロ和田浩明】イエメン南部アビヤン州の州都ジンジバルを、国際テロ組織アルカイダ系団体「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の武装メンバーら約300人が28日までに制圧。AFP通信によると、政府軍を排除し主要政府施設を支配下に置いた

 イエメンでは野党勢力からの退陣要求に直面するサレハ大統領と反体制派部族が戦闘を行うなど混乱が続いており、その間隙(かんげき)を縫う形でアルカイダが勢力を伸ばしているとみられる。

 ジンジバルではAQAPメンバーやイスラム過激派らが26日から政府軍と交戦し、少なくとも16人が死亡。アビヤン州ではアルカイダ武装勢力の活動が活発で、3月にも軍と衝突している。

 AQAPはアルカイダ分派組織の中でも最も活動的で、09〜10年にかけて米欧を標的にした爆弾テロ未遂事件にも関与。米主導の対テロ戦争に協力してきたサレハ大統領は、「自分が辞めればアルカイダが勢力を拡大しイエメンが破綻国家となる」と主張してきた。

 ジンジバル制圧については、野党勢力が「退陣が混乱を招くとの主張を支えるため、サレハ大統領がAQAPの攻撃を許した」と批判している。

 サレハ氏は22日、湾岸協力会議(GCC)や米欧が仲介した権力移譲案の受け入れを拒否。この後、首都サヌアや周辺部で政府側部隊と反大統領派部族の戦闘が発生したが、現在は一時的に「停戦」が発効している。

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最終更新:5月29日(日)20時36分

まだ目が離せませんね。