韓国国防部は今回の核実験の威力を6〜7キロトン以上と推定。
ついにやってくれましたね。速報的に書きます。
北朝鮮 3回目の核実験強行か=豊渓里で人工地震(聯合ニュース)
北朝鮮 3回目の核実験強行か=豊渓里で人工地震聯合ニュース 2月12日(火)14時25分配信
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が国際社会の反対にもかかわらず、3回目の核実験を強行したようだ。
韓国気象庁は12日午前11時57分50秒、北朝鮮の咸鏡北道吉州郡でマグニチュード(M)4.9の人工地震が感知されたと明らかにした。同所は北朝鮮の核実験場がある豊渓里付近。
韓国政府は北朝鮮が3回目の核実験を強行した可能性が高いとみて、詳しい状況を把握している。政府当局者は「この時期に人工地震が感知されたことは核実験しか考えられない。北朝鮮が3回目の核実験を行った可能性が高い」と明らかにした。
これを受け、李明博(イ・ミョンバク)大統領はこの日午後1時、青瓦台(大統領府)で国家安全保障会議(NSC)を緊急招集した。 韓米連合軍司令部は対北朝鮮情報監視態勢「ウォッチコン(ウォッチ・コンディション)」を1段階引き上げた。引き上げにより、北朝鮮の情報監視態勢が普段の2〜3倍に強化される。
また、韓国軍当局も北朝鮮が核実験を行った可能性が高いと判断し、軍事対応態勢を1段階引き上げた。在韓米軍と緊密に協力して対北朝鮮の監視態勢を強化するとともに、さらなる挑発に備えているという。
今回探知された地震規模は1、2回目の核実験より大きい。韓国国防部は今回の核実験の威力を6〜7キロトン以上と推定した。同部の金ミンソク報道官は非常に破壊力があるものと評価した。
2006年の核実験ではM3.9、2009年の核実験ではM4.4の地震が探知された。ただ、マグニチュードの規模だけで、威力の比較はできないという。
ちなみに核実験一回目と二回目のキロトンは
北朝鮮「高レベル核実験」 広島原爆級か(朝鮮日報)
北朝鮮は2006年と2009年に核実験を実施した。回を追うごとに爆発規模が高まっているため、3回目の核実験の規模はこれまでを上回るとの観測が出ている。1回目の核実験の爆発規模は1キロトンで、2回目は2〜6キロトンと推計されている。
で、韓国国防部の推定どおりなら、事前の予想通りキロトンは増えているという事ですね。
で、核実験かどうか、ウランかプルトニウムかのような事には実験所の近くでキセノン、クリプトンなどを収集しなければいけませんが、米国ののWC135偵察機に頼らざる得ないようです。
記事入力 : 2013/02/06 10:01
核問題:実験日はいつ? 手掛かりは「計測機器の寿命」
「湿気に弱い計測装置は坑道内に長く置けない…実験するなら設置から2週間以内」
16日の故・金総書記の誕生日前後が「デッドライン」韓米両国は当初、今月4日に北朝鮮が核実験を行う可能性があるとみて注目していた。米国最大のスポーツイベントの一つ「スーパーボウル」(アメリカン・フットボールのプロリーグ「NFL」の優勝決定戦)の開催日に合わせて、北朝鮮が核実験を行う可能性があるとみていたわけだ。だがこの予想は外れた。韓米は「北朝鮮は3回目の核実験の準備を終えており、間もなく実施に踏み切るだろう」との立場だ。専門家らは、計測機器の稼働寿命などを考慮すると、核実験のデッドラインは今月中旬になる可能性が高い、と語っている。
■計測機器は坑道内で長持ちせず
韓国政府は、もし北朝鮮が核実験を米国向けのメッセージにするなら、オバマ大統領の一般教書演説が予定されている今月12日や、米国の「大統領の日」に当たる18日などに実施する可能性があるとみている。北朝鮮内部に向けたものなら、10日の核兵器保有宣言8周年記念日、あるいは16日の故・金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日などが候補に挙げられる。また韓国向けなら、新政権が発足する25日前後になるとの見方も出ている。
問題は、核実験の計測装置の寿命だ。核実験時に核兵器の爆発プロセス、爆発力、成功したかどうかなどを判断するため、坑道内部の核兵器近くや坑道外部に、それぞれ計測装置を設置する。こうした機器類には、超高速カメラ、熱映像カメラ、温度計、気圧計などが含まれている。これらの装置はデリケートで湿気に弱い。国策研究機関のある専門家は「一般的には、計測装置を坑道内部に設置したら2週間以内に核実験を実施すべきだろう」と語った。
これまでの情報通り、北朝鮮が先月末から今月初めまでの間に計測装置を咸鏡北道吉州郡豊渓里の坑道内に設置したとすれば、今月中旬までには核実験を実施しなければならないというわけだ。しかし北朝鮮は、核実験時期をめぐる周囲の予想をかく乱するために計測装置を配置する小さな坑道を別に掘っていて、まだ計測機器を設置していない可能性があるとの指摘もある。
■米国のWC135偵察機が唯一の希望」
一部では、北朝鮮が今回、原子爆弾の数十から数百倍の威力を持つ水素爆弾の実験を行う可能性にも言及している。韓国国防部(省に相当)は「北朝鮮は、2010年に『核融合に成功した』と主張したことがあるため、あらゆる可能性に注目している」として、水爆実験の可能性も排除していない。しかし韓国軍消息筋は、水爆実験の可能性は現在のところ低い、と語った。韓国国防研究院のハム・ヒョンピル博士は「水爆の開発に欠かせない三重水素(トリチウム)を北朝鮮が入手したという事実が確認されたことはなく、可能性は低い」と語った。一方、聯合ニュースの報道によると、2010年に寧辺の核施設を訪問した核物理学者、ジークフリート・ヘッカー博士は「(北朝鮮が)プルトニウムや高濃縮ウランと共に、これを基盤として水素爆弾(核融合)の実験を実施する可能性もある」と語ったという。
北朝鮮が水爆実験を行った場合、威力は100キロトン(1キロトンはTNT爆薬1000トンに相当)以上になるとみられる。最初の核実験(2006年10月)の威力は0.8キロトン、2回目の核実験(09年5月)の威力は2-6キロトンだった。
北朝鮮が行う3回目の核実験の性格を、韓国がいかに即座に把握できるかにも注目が集まる。地震波ではウラン爆弾かプルトニウム爆弾か判別できないため、核実験後に発生するキセノン・クリプトンなどの放射性物質を24時間以内に確保しなければならない。一日でも遅れたら、放射性物質の構成比が変わってしまうからだ。韓国にも放射性物質の収集装置はあるが、放射性物質の到達が数日後になるため、有用な情報を得るのは難しい。韓米は、沖縄の嘉手納基地から豊渓里に近い東海(日本海)上空に出動する米軍のWC135偵察機を用いて、核実験の情報を収集する予定だ。
ユ・ヨンウォン記者
ソースは韓国ばかりですが、日本はというと、
北核実験に伴う地震の可能性…官房長官
読売新聞 2月12日(火)12時57分配信菅官房長官は12日昼の記者会見で、地震は12日午前11時57分に観測され、震源は北緯41・2度、東経129・3度付近、マグニチュードは5・2で震源の深さは0キロであることを明らかにした。
菅氏は「本件地震は過去の事例を踏まえると、北朝鮮による核実験実施に伴い発生した可能性があると考えている」と述べた。
政府は午後0時48分、関係閣僚が出席して首相官邸で安全保障会議を開いた。首相はこの中で、
〈1〉北朝鮮に関する情報収集・分析の徹底
〈2〉核実験に伴う放射性物質を観測するモニタリング体制の強化
〈3〉北朝鮮に対する日本独自の制裁を含めあらゆる手段を用いて対応すること
〈4〉不測の事態に備え、国民の安全に万全を期すこと
――を指示した。これに先立ち、政府は関係省庁幹部を首相官邸に緊急参集させ、官邸対策室を設置した。
環境省によると、12日午後1時現在、日本海側の離島など全国10か所で行っている放射線量の観測で、放射線量の上昇などの変化は確認されていない。
最終更新:2月12日(火)13時48分
〈2〉ですが、韓国にも放射性物質の収集装置はあるが、放射性物質の到達が数日後になるため、有用な情報を得るのは難しいとあるのに日本で何をやるのかなという疑問はあります。
まぁ今のところこれくらいしかわからないようです。