イラクの油田権益確保で基本合意の事実はない=新日石

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090826-00000923-reu-bus_all

 [東京 26日 ロイター] 新日本石油<5001.T>は26日、国際石油開発帝石<1605.T>と日揮<1963.T>の日本側コンソーシアム3社がイラク南部のナシリヤ油田の開発権益獲得でイラク政府と大筋合意したたとの報道が相次いでいることについて、「イラクでの上流事業進出を目指し、現在イラク政府と同国の油田開発について交渉を続けているが、基本合意に至ったという事実はない」とのコメントを発表した。 

 新日石は、今般の交渉で一定の進展があったことは事実だが、競合相手の存在や協議事項が多岐にわたることなどから「一部報道にあるように、次回の交渉で最終合意との認識には至っていない。今後とも交渉に向けて鋭意取り組む」としている。

 国際石油開発帝石も同様のコメントを発表している。

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昨日
ナシリヤ油田獲得で大筋合意=日本初のイラク進出−新日石など3社
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090825/p8
と書いた手前取り上げておきます。

【09衆院選 海外の目】日露与党 蜜月の終焉 学ぶべき衰退の経緯

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090826-00000568-san-int
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシアの政権与党、統一ロシアはこれまで、戦後日本の政権をほぼ一貫して担ってきた自民党のノウハウに強い関心を示してきた。両党は2002年以降、政党間交流を行ってきたが、総選挙での政権交代が確実視されるなか、その蜜月も終わりを迎えつつある

 自民党国際局によると、両党の交流は、統一ロシア側から「自民党の組織や政策立案の過程、党員・人材育成などについて、意見を聞きたい」と連絡があったのが発端だという。統一ロシア長期安定与党を目指し、党綱領の作成などでも自民党のものを参考にしたといわれる。

 もっとも、両党の間には類似性よりも異質な部分が多く存在する

 日本政治に詳しいイーゴリ・チトフ氏は「日本の政治・選挙システムはロシアより成熟しており、明らかに民主的だ」と、政治環境の違いを指摘する。07年のロシア下院選で、民主派は最低得票率(7%)の壁に阻まれ議席を獲得できなかった。下院には共産党以外の野党は存在せず、統一ロシアクレムリンの意のままに動く「操り人形」でしかない

 その統一ロシアも、景気の失速を境に曲がり角を迎えている。今年に入り、同党は、モスクワ北西部のトベリ市議会選で共産党に敗れた。西部スモレンスクや中部エカテリンブルク近郊などの首長選も取りこぼした。

 「中央政界では統一ロシアの時代はまだ続く」(ロシア歴史研究所のキリル・チェレプコ氏)との見方もあるが、チトフ氏は「国民は変化を欲しており、与党はいずれ負ける。問題はそれがいつか、ということだ」と話した。統一ロシア自民党から学ぶべきは、自民党が衰退した経緯なのかもしれない

     ◇

 ■統一ロシア ロシアの現政権与党。2001年、当時の与党「統一」と中道連合「祖国・全ロシア」が統合して結成。国内のすみずみまでクレムリンの意向が行き渡る「権力の垂直化」を目指したプーチン大統領(当時)の肝いりとされる。ロシア下院(定数450)で全議席の7割を占め、08年からは首相となったプーチン氏が党首を務める。

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統一ロシア
プーチン与党、全地方議会選で第1党に
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090304/1236118238
で取り上げましたが、

統一ロシア自民党というと、ロシアにも自民党がいるのでわかりづらいのですが、
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E7%B5%B1%E4%B8%80%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2+%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A&perpage=100&clip=-1&navi=0&attr=&order=_date_
2006年あたりに交流していたというあとがあります。

湾岸オイルマネーがタリバーン資金に ホルブルック代表指摘

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090826-00000012-cnn-int
イスタンブール(CNN) 米国のホルブルック特別代表(アフガニスタンパキスタン担当)は25日、CNNの単独インタビューで、イスラム強硬派タリバーンが、ペルシャ湾岸の産油国からの資金に大きく依存していると指摘した。

ホルブルック氏によると、湾岸諸国からタリバーンに流れている資金は、アヘンやヘロインの密売収入を上回るスーツケースで金を持ち込む個人が増えているとみられ、イスラム教徒の聖地巡礼イスラム社会の地下送金システム(ハワラ)、慈善活動を利用する事例もある。同氏は、タリバーン対策でこの点を重視する必要性を指摘した。

ホルブルック氏はこの日、トルコのイスタンブールで開かれたパキスタン友好国閣僚級会合に参加。十数カ国や国際機関の代表団、パキスタンやトルコ、スウェーデン、カナダ、アラブ首長国連邦、イランの各国外相らが出席した。この日は主に、タリバーンパキスタン軍の戦闘で荒廃したパキスタン北西部の復興支援について話し合いが行われた。

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見出しにはオイルマネーとついていますが本文には出てきませんね。しかし、ということはタリバンもこの金融危機や石油価格下落の影響を受けているんでしょうか。

<コソボ>北部で住民同士が衝突 EUの文民支援隊も介入

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090825-00000143-mai-int

 【ウィーン中尾卓司】コソボ北部ミトロビツァで25日、現地警察などによると、多数派アルバニア系と少数派セルビア系住民の衝突があり、少なくとも7人が負傷した。爆弾による爆発や銃撃騒ぎもあり、欧州連合(EU)文民支援隊の警察が催涙ガス弾を使って双方を引き離した。約100人のセルビア系住民がセルビア系居住区からアルバニア系住民を追い出そうとしたとの情報もある

 ミトロビツァはイバ川の南北に二つの民族が分かれて住む民族分断の町。昨年2月のコソボ独立後も民族間の根深い対立は解消されていない。今年4月、セルビア系居住区で以前の住民だったアルバニア系住民が住宅の再建を始めたことをきっかけに、双方の小競り合いが発生。最近も民族間の緊張が高まっていたという

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ユーゴ内戦
TopNews:21日
図説:コソボ独立問題
写真で振り返るコソボ紛争独立への道程

やはりアルバニア系で独立したコソボ内のセルビア系は危うい立場ですよね。今年4月の件は見つかりませんでした。
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%93%E3%82%A2+%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%8B%E3%82%A2&perpage=100&clip=-1&navi=0&attr=&order=_date_

<イラク>イスラム教シーア派最大会派が分裂 新会派結成で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090825-00000128-mai-int

 【カイロ和田浩明】イラクイスラムシーア派政党イラクイスラム最高評議会(SIIC)は24日、新会派「イラク国民同盟」を結成したと発表した。マリキ首相が率いるアッダワ党は参加しておらず、シーア派最大会派だった「統一イラク同盟」は分裂した。来年1月に予定される連邦議会選挙に向けた主導権争いが表面化したことで、首相の政権運営にも影響が出そうだ。

 SIICがアッダワ党と分裂した最大の動機は、議会選挙後の「次期首相」の人選を巡り、アッダワ党党首のマリキ首相の再選に反対している事情が大きいと見られる。

 バグダッド大学のアブドル・ジャバー・アハメド教授(政治学)はアッダワ党が新会派に加わらなかった理由を「首相再指名の要求が拒否されたため」と解説する。

 新会派には反米強硬派サドル師派などが参加。SIICは「一部のスンニ派政治家も参加しており、宗派主義ではなく、国民的勢力だ」と主張している。

 ただし、SIICの指導者ハキム師は肺がんのためイランで治療中。指導力を発揮するのは困難な状況。このため、SIICの担当者は毎日新聞の取材に「主要勢力のアッダワ党には、新会派への参加を期待する。指導者を巡る意見の相違は大きくない」とも語り、妥協の余地はあり得るとの認識を示した

 しかし、新会派はイランの影響が強く、連邦国家を志向している勢力の集まりで、「イラク国家主義」を掲げ、中央集権化を進めるマリキ首相の路線とは相いれない

 イラクでは首都バグダッドをはじめ各地で大規模テロが相次ぎ、現政権の治安対策への批判も強まっている。今回の分裂で、マリキ首相の求心力がさらに低下する可能性もある

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マリキ首相なんだかんだで続いてますよね。地方選勝利までのあれこれは、ここ↓にまとめてます。
イラク地方選マリキ首相派勝利・・・ちょっと前の話ですが。
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090210/1234284152