<台湾>陳総統「四つの必要」で独立強調

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070305-00000000-mai-int


 【台北・庄司哲也】台湾の陳水扁総統は4日、台湾独立や新憲法の必要性を訴える「四つの『必要』、一つの『ない』」と名付けた新たな考えを発表した。陳総統は00年5月の就任演説で、在任中は独立宣言や国号(国名)を変更しないなどとした「四つの『ノー』、一つの『ない』」という方針を表明したが、それに反する内容で、台湾独立を警戒する中国の反発を招きそうだ。

 陳総統が掲げた四つの「必要」は
(1)台湾独立
(2)台湾名での国連加盟
(3)新憲法制定
(4)台湾の発展。
一つの「ない」は「台湾には左派、右派の路線問題は存在しない」。4日夜に行われた会合での演説の中で発表した。

 ただ発言の真意は、最近の李登輝前総統による陳総統民進党への批判を意識したものとみられる。李前総統は台湾の週刊誌のインタビューなどで「台湾は統一か独立かを争う無意味な闘争をすべきではない」などと発言し、陳総統の姿勢を批判していた。

李登輝というとちょっと前のこの記事
■<台湾>李登輝発言で波紋 独立方針転換?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070206-00000075-mai-int

 【台北・庄司哲也】中国が「台湾独立勢力」と非難してきた台湾の李登輝前総統が、「私はこれまで台湾独立を主張したことはない。台湾は独立を追求すべきでない」などと発言し、その真意を巡って台湾政界が揺れている。従来の李氏のイメージとは正反対の発言に、李氏周囲の独立を志向する人々は困惑を隠さない。李氏はその後、「独立と統一の問題より、新憲法を制定するなど台湾の正常化を図ることを優先させるべきだ」などと釈明しているが、李氏が方針を転換したのではないか、との議論はやみそうにない。

 問題となったのは台湾の週刊誌「壱週刊」のインタビューでの発言。李氏は「台湾の独立を追求するのは後退であり、危険な方法だ。中国人の全員がスパイではない。台湾も中国観光客を受け入れ、金を使ってもらうべきだ」などと述べた。

 李氏には、「日本びいき」のイメージもあったが、インタビューでは「昔は社会主義を信奉した私が、どうして日本寄りなのか。日本、台湾、中国いずれも良いところがある。日本だけがすべて良いわけじゃない」とも語った。

 この発言を巡って台湾政界に「李氏の方針転換」との見方が広がった。李氏は「台湾は既に主権が独立している国家だ。再び独立を追求する必要はない。立場は変わっていない」などとも述べたが、この言葉は、最大野党・国民党が「台湾の現状維持」を主張する場合にも使われており、方針転換のイメージはぬぐい去れない。

 これまでのイメージを覆す発言に、独立志向とされる与党・民進党からも真意をただす意見が上がり、民進党の游錫コン(ゆうしゃくこん)主席は「李氏は『国民党の李登輝」と『民主主義の李登輝』の時代に分けることができる。『民主主義の李登輝』は『国民党の李登輝』に戻るべきではない」との声明を発表した。

のイメージがありますが、『陳総統民進党への批判』とはどういう批判なんでしょうか。なんで新聞ってこうわかりづらく書くかなぁ。まぁ中国が民主化さえすれば台湾独立は必要ないとか言っていたような気がします。その考えには民主化の度合いにもよりますが、賛同できなくも無いですが、
■頭突き男ジダンの対中交流拒否発言で、李登輝発言の誤りがますます浮き彫りに
http://blog.goo.ne.jp/mujinatw/e/d3930d3d0f63d55d97b5dd85a82a812a
のような台湾に住んでる人の記事もありますね。