メキシコ経済相:日本との連携協定に「可能性広がった」

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20070411k0000m030140000c.html

会見に応じるメキシコのソホ経済相=メキシコ大使館で10日、中尾卓司撮影

 来日しているメキシコのエドゥアルド・ソホ経済相は10日、東京都内で毎日新聞と会見し、締結から2年を迎えた日本とメキシコの経済連携協定について「貿易が3割も増えるなど、物流でも人の交流でも両国間の可能性は大きく広がった。日本からの民間投資や観光客を一層歓迎したい」と今後の関係強化に期待を表明した。

 米国の新エネルギー政策の影響で代替燃料エタノールの需要が拡大し、メキシコでは原料のトウモロコシが6割も値上がりし、トウモロコシでつくる主食トルティーヤの価格も高騰した。この問題で、ソホ経済相は「メキシコだけの問題ではなく、難しい課題だが、トウモロコシの生産拡大で価格は安定に向かいつつある」と理解を求めた。【中尾卓司】

毎日新聞 2007年4月10日 22時46分 (最終更新時間 4月10日 22時52分)