対日批判報道「抑制を」 中国、温首相訪問前に指示

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070422-00000008-san-int

 【ワシントン=山本秀也】米国で発行される中国語紙「多維時報」(電子版)は20日、今年1月に北京で開かれた出版・報道管制に関する中国共産党・政府連絡会議の非公開議事録を報じた。このなかで、党宣伝部の高官らが今年70周年を迎える南京事件など日中戦争に関する対日報道について、「中日関係の大局を妨げてはならない」として、批判の抑制に向けた情報操作を指示していたことが明らかになった。

 中国国内では、4月の温家宝首相訪日に向けて公式メディアの対日論調が大幅に軟化していた。この動きについて、何清漣氏ら在米の中国知識人は、中国の対日世論が改善、悪化のいずれでも当局の都合次第で操作されると指摘していたが、同紙の報道はこの指摘を裏付けたかたちだ

 会議は1月12日に、世論工作を統括する劉雲山共産党宣伝部長ら出版、報道、放送関係の責任者が出席して開かれた。議事録は報道管制の重点項目を具体的に指示した内容。秘密保持のため、内容伝達の範囲を限定する指示が議事録に付記されている。

 重点項目を伝達した党宣伝部の李東生副部長らは、外国関係の報道について「(メディアが)勝手に他国の内政を批判してはならない」と指摘。対日関係については、南京事件(1937年12月)、盧溝橋事件(同年7月)の70周年報道を挙げた上で、「宣伝は現実に奉仕するとの原則を堅持せよ」と語った。

 これは、対日関係の改善を決断した外交路線にメディアを従わせる一方、報道関係者が当局のガイドラインを超えて独自に安倍晋三政権などについて論評することを規制する方針を示したものだ。

中日関係を良くしたいような報道が多いかとおもったが。
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070412/1176374127
とかに書きましたが、やはり批判減らしてたんですね。今後はどうなるんでしょうか。